失脚した大物プロデューサー [芸能]
アカデミー賞受賞作品をプロデュースしたこともある大物プロデューサー
ハーヴェイ・ワインスタインが数多くの女優やスタッフに対してセクハラ
行為のみならず、少なくとも数人に対しては強姦疑惑が出ていて、すでに
アメリカ映画芸術科学アカデミーは会員資格の剥奪を発表しました。
過去に「恋におちたシェイクスピア」(1998年)でプロデューサーと
してアカデミー賞を受賞している他、多くの作品に関与していることから
女優やモデルに対して、自分の作品に出演したければ、自分の部屋に来て
それなりのことをしろと(一部、不適切な表現を排除しました)要求して
従わなければ、映画に出演させないと圧力をかけたというものです。
アカデミー賞受賞作品「恋に落ちたシェイクスピア」
圧力をかけた相手は出演者だけでなくメイク担当者などに対してもメイク
の仕方が気に入らないが、自分に対して誠意を見せれば仕事を取り上げる
ことはしないと言って迫ったとか、そんな話も多々あるようで、キャリア
アップを条件に体を要求したなんてことも普通にあったみたいです。
「キルビル」もプロデュースしています。
また記者に対しては映画界でのアカデミー賞受賞プロデューサーであると
いう地位を背景に、記事を握りつぶしたという指摘も受けていることから
誰も擁護してくれる人はいないようですね。
アカデミー会員だけでなくフランスで授与された勲章の返還を要求された
とか、各種の名誉職を解任され、奥さんのジョージナ・チャップマンにも
「夫の元を去ることにしました。私の最優先事項は、幼い子供たちをケア
することです。メディアにはプライバシーを優先して欲しい」と、離婚を
伝えられて何も残らない感じになっています。
二人は離婚することになりました。
一応、セックス依存症の治療施設に入院する意向のようですが、依存症の
治療と言うよりは、ほとぼりが冷めるまで雲隠れじゃないでしょうか。
ハリウッドでこういうことが表沙汰になって、絶大な権力を自分の欲望を
満たすために使っていた大物が淘汰されたのですから、日本でもいわゆる
有力プロデューサーやスポンサーが、若い女優やモデル、アイドルなどに
体の提供を要求したなどのアングラ情報が表沙汰になって芸能界が浄化に
向かうのならば、それは歓迎すべき風潮だと思います。
芸能界の大物とされている人物でよく出る名前の人もいますが、どこまで
本当にテレビ局や芸能事務所に影響力があるのかは知りませんが、女性を
食い物にして性的搾取やギャラの搾取など犯罪に該当することをしている
事実があるのであれば、逮捕されて相応の報いを受けるべきです。
少なくとも能年玲奈さんが、自分の本名で芸能活動が出来ないように妨害
をしているレブロという芸能事務所は常軌を逸しています。
元所属女優に対して社会通念上問題のある要求を出し続けて取り下げない
というのは人権問題であり、またレブロの意向に沿って、能年玲奈さんに
仕事を依頼しないメディアもまた前時代的な芸能界の慣習などと言い訳を
することなく、由々しき問題であるという報道をするべきです。
われわれの業界における性的な搾取やハラスメントについて見て見ぬふり
をし、恥ずべき共謀をする時代は終わったとハリウッドは宣言しました。
日本の芸能界もそれに続くのは当然であるべきです。
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