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川越達也シェフの舌禍事件 [テレビ・ラジオ・メディア]


ネットニュースを中心に盛り上がっている川越シェフの舌禍事件。
あの人を料理人と認めている人からすれば許し難い発言かも知れませんが
個人的には料理人としては頭髪が長すぎると思いますし、言葉の一つ一つ
に重みが無くチャラチャラした印象が強いので、あの人が経営する店では
料理を食べたいと思ったことはありません。

それはともかくとして、代官山のイタリアンの有名店タツヤ・カワゴエの
オーナーシェフである川越達也に対してのインタビュー記事の中で以下の
部分について、一部の媒体では賛否両論(否の方が圧倒的に多いですが)
議論が交わされています。

「『食べログ』のような評価サイトのことをどう思われますか」との質問
に「くだらないです。僕は興味もないし、何をわかって書いてるの? と
思いますね。人を年収で判断してはいけないと思いますが、年収300万円
400万円の人が高級店に行って批判を書き込むこともあると思うんです」

「僕の店も『水だけで800円も取られた』と非難されることがある。でも
当たり前だよ!いい水出してるんだもん。1000円や1500円取るお店だって
ありますよ。そういうお店に行ったことがないから『800円取られた』と
いう感覚になるんですよ」

高級店には歴史も努力もあるので、稀にしか行かない人が一度だけの印象
で批判をするのはおかしいと川越シェフは言いたいみたいですが、金儲け
をしたいという視点の自称・高級店の川越シェフは何度も通ってある程度
のお金を落としてから文句言えよ!の発想なんでしょうが、本来の意味の
高級店は「一期一会」の考え方で、初対面のお客をどのようにもてなして
満足させるかを料理や給仕で表すのかに神経を使っているので、初めての
お客でも満足させる力があるわけですよね。

そういう意味では川越シェフの店は、高級店として料理やサービスを評価
するに値しない、人寄せパンダが着ぐるみを着ている姿を見る場所であり
料理そのものよりも観光地感覚で訪れるお客にさえ満足感を与えられない
サービスレベルの低い店だと公言しているのと一緒です。

水が800円の件については、頼んでもいないのに、食後に勝手にグラスに
注いで飲んでもいないのに800円請求されたという話ですから、一方的に
川越シェフの主張は間違いであると思います。

一部の意見として高級店は水も高いのが当たり前だとコメントする人達も
いるようですが、料金を明示するのが当然で、黙って後から請求するのは
ぼったくりバーと同じです。

簡単にまとめると川越シェフの思想は経営者としての思想であり、自信の
材料を使って美味しく料理をしたから、なるべく適正・適切な価格で料理
を食べて欲しいというシェフの感覚でないことは確かだと考えます。

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