2022年、2023年とコンセプトの失敗により、優勝争いに絡めなかったことは
メルセデスチームで、ドライバーを全うするためにモチベーションを維持する
には失望が大きすぎたのではないかという見方がありますが、2013年からの
メルセデス在籍中に、7回のワールドチャンピオンを獲得してF1の歴史の中で
記録に残る実績を持つルイス・ハミルトンにとって、大差をつけられて、年間
3位に終わったのは、やはり容認しがたいものがあったと思います。
複数年契約を締結済みのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンのコンビ
が2026年のレギュレーション変更後も数年続くと思われますが、その数年間で
フェラーリがどれだけの戦闘力を維持することができるのか?が最大の課題に
なるのではないかと考えます。過去のレースにおいてもフェラーリのクルーは
ドライバーの好走を台無しにする例が他チームと比較して多いように思うので
それが最大のリスクなのではないかと感じています。
今回の移籍の被害者?はカルロス・サインツで、2024年のシーズン終了後は
現時点では所属チームがない状態になりました。
とは言うものの、2024年で契約が切れるドライバーは13人います。
2026年の新レギュレーションの導入に合わせての移籍ではなく、2025年から
準備を進めるという見方があり、2025年のシート争いはドライバーにとっても
チームにとっても最重要課題だと認識されているので、あくまでも個人の予想
ですが、カルロス・サインツはレッドブルに戻るような気がします。
セルジオ・ペレスは2025年まで契約は残っていますが、違約金を支払っての
契約解除でアルファロメオ(現ザウバー)に移籍し、ザウバーで契約が切れる
バルテリ・ボッタスがウィリアムズ、ウィリアムズのアレックス・アルボンが
メルセデスに移籍するとのいうのが独断の予測です。
現在アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが、有力なメルセデスへの
移籍候補者だという予想報道もありますが、トト・ヴォルフとは合わない、と
自信を持って否定します。(根拠は全くありませんが、レース中の会話などを
客観的に見た場合、双方の性格的に無理なんじゃないかな)
ドライバー市場に大きな波紋を広げた、ルイス・ハミルトンの移籍による余波
が収まるのは今年のサマーブレイクの頃じゃないでしょうか。
ルイス・ハミルトンがフェラーリに移籍
- モータースポーツ