トトロと言えば、スタジオジブリの超有名なキャラクターです。
実際のところ「となりのトトロ」は最初から最後まで観たことはありません。
個人的に「千と千尋の物語」と「思い出のマーニー」は好きなんですが、他の
作品は眠くなってしまうので大きなことは言えません。
スタジオジブリの作品について語るなど、そんな大それたことは出来ません。
ということで、トトロの話はそこそこにトトロの森の話に移ります。
糸島のトトロの森は、糸島の北西の先端にある芥屋の大門(けやのおおと、と
呼びます)を見下ろす高台にある森のことです。
女子旅のフォトジェニックスポット(インスタ映え?)として徐々に観光地と
して認知されてきているところなのです。
スタジオジブリの公認ではなく、いかにもトトロが住んでいそうな雰囲気から
訪れる人が名付けたというか、いつしかそんな呼び名になった感じのところで
もちろんトトロのオブジェなどはありませんし、トトロの森という表示もない
ので、知る人ぞ知るという場所と言えそうです。
芥屋の大門は、海に面した玄武岩の洞窟で、遊覧船に乗って洞窟内に入ること
も出来る糸島の有名な観光地になっているので、始めは遊覧船に乗って洞窟内
を見たいと思っていたのですが、芥屋の大門公園にレンタカーを停めて、少し
歩いて海の様子を見たところ、波が高くて少々荒れ気味でした。
子供が船に強くないので、お金を払って体調を崩しても仕方ないということで
遊覧船に乗るのは断念して、トトロの森に踏み込むことにしたのでした。
海岸側から見ると「トトロの森」というよりは、以前フィリピン・アンヘレス
で見た旧日本軍・特攻隊の基地の跡地のような雰囲気でしたが、森の入口まで
近付くと、中は確かに森の妖精が棲んでいそうな雰囲気ではあります。
中に入り込むと外から見るよりは日差しは届いていて、薄暗いような雰囲気は
ありませんが、足元の石と材木で作られた階段の段差が髙くて、普段から運動
をしていない還暦を超えた初期高齢者には、なかなか厳しい道のりでした。
紹介されているサイトを見ると、頂上の展望台まで5分位と書いてありますが
それはある程度、普段から運動をしている人とか元気な子供はそうでしょうが
運動していない人には到底無理な話で、途中にあるベンチに座ったら頂上まで
行く必要はないなと思ったので止めました。無理は体に良くないのです。
実際、かなり段差が大きい階段と階段のない坂道には小石がコロコロしていて
滑りやすくなっていたので、何人かの人が下り坂で滑って転んでいました。
晴れていたので良かったのですが、雨が降ったら地獄絵図になりそうです。
これから行く人は軽装ではなく、ある程度しっかりした靴を履いて行かないと
怪我をするリスクがありますので、ご注意ください。
トトロに出会うことはありませんが、元気な人は行ってみても良いかもです。
意外に人が多いので、人が写り込まない写真を撮るのは少々難しいです。