モナコGPは旅行先で情報を追っていたので、リアルタイムでの記事はないため
結果から思ったことだけを書くようにします。
まず、Q3で角田裕毅が9番手に入ったことを評価したいです。
今年のアルファタウリのマシンは決して優れているわけではなく、どちらかと
言えば、失敗作(現時点では)に該当すると思います。
チーム代表のフランツ・トストが、今年の序盤でエンジニアを更迭したぐらい
今年のマシンは出来が悪いのですが、角田裕毅はミッドフィールドで踏ん張り
10位、11位でポイントを獲得して、二年後のセルジオ・ペレスの契約満了後
にはレッドブル昇格の話が出るぐらいに評価は高まっていますが、あのマシン
でモナコでQ3進出は考えていなかったので、角田裕毅のドライビングスキルは
確実に向上しているのだと思います。
残念ながら決勝では雨中のレースで、ブレーキ問題が再発して思うように走行
出来なかったことから、15位で完走するという結果に終わりましたが、次走の
バルセロナでは、マシンのアップグレード効果もあると見ています。
さて、決勝の結果ですが、ポイントの上積みが期待された角田裕毅は前述した
ように15位でしたが、ニック・デ・フリースが初めて、決勝で角田裕毅よりも
上位の順位で完走しました。
開幕後のクラッシュや成績の悪さから、まだ7戦目(事実上は6戦目)の段階で
アルファタウリというよりは、レッドブルが、ニック・デ・フリースの解雇を
確定しているという話が出てきているので、今回の12位(入賞は出来なかった
ものの)で、少しはニック・デ・フリースの周囲のざわつきは、抑えられると
良いのですが、まだまだ足りないのかな。
優勝は、ポールポジションからスタートした、マックス・フェルスタッペンで
今季4勝目になり、2番手から執拗にアタックしたフェルナンド・アロンソが
2着、3着にはアルピーヌのエステバン・オコンが入って、ずっとレッドブルの
1-2だった決勝レースで、久しぶりにレッドブルとアストンマーティンによる
表彰台独占とは違った結果になりました。
1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
3.エステバン・オコン(アルピーヌ)
4.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
5.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
6.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
7.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
8.カルロス・サインツ(フェラーリ)
9.ランド・ノリス(マクラーレン)
10.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
11.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
12.ニック・デ・フリース(アルファタウリ)
13.周冠宇(アルファロメオ)
14.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
15.角田裕毅(アルファタウリ)
16.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
17.セルジオ・ペレス(レッドブル)
18.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
リタイヤ:ケビン・マグヌッセン(ハース)
リタイヤ:ランス・ストロール(アストンマーティン)
セルジオ・ペレスは予選でクラッシュしたために、決勝のスタートは最後尾
決勝レースではランス・ストロール、ケビン・マグヌッセンと接触したために
順位を上げるのにも苦労して、結果としては16位でゴールになり、レッドブル
に移籍後、最悪レベルの結果に終わりました。
あくまでも噂ですが、2025年からはメルセデスに移籍するという話も出ている
セルジオ・ペレスなので、今回の結果を受けて、再来年の移籍話が本格化する
ことになるかも知れませんね。