以前は、F1のアメリカのレースは、ニューヨーク州にあるワトキンスグレンと
いうサーキットでの開催でしたが、2012年からはテキサス州のオースティンに
あるサーキット・オブ・ジ・アメリカズでの開催になり、F1の主催者が変わり
リバティ・メディアになってからはマイアミ、ラスベガスのレースも追加され
ヨーロッパを主戦場にしてきたF1がファン層の拡大に成功する要因の一つにも
なっているような感じです。
そんなアメリカでのレースの中で、去年に続いて二回目になるマイアミGP
フリー走行に参加したドライバーたちのコメントを見ると、再舗装された路面
の状態は、あまり良くないようで、セルジオ・ペレスはウェット路面のような
グリップだと評価していることから、事故に繋がるような大きなアクシテント
が発生しなければいいのですが、リスクは高そうです。
ダニエル・リカルドは相変わらずですね。来年にはサーキットに復帰しそうです。
マイアミでは現時点でフリー走行二回目が行われていて、一回目ではハースの
ニコ・ヒュルケンブルグがウォールにクラッシュする事故があり、赤旗が出る
一幕がありましたが、怪我をするようなことはありませんでした。
アルファタウリのニック・デ・フリースが、マシンの後ろ側をウォールに当て
ギアボックスを交換することになり、前回のアゼルバイジャンではスプリント
と決勝で、それぞれにマシンを壊していることからアルファタウリチームから
解雇されるのではないかという話が出ているみたいです。
昨年、ウィリアムズで契約更新が出来なかったニコラス・ラティフィやハース
で契約更新が出来なかったミック・シューマッハも、マシンを壊す常連だった
ことが契約更新に失敗した理由の一つとされているので、現在のペースで事故
が続くようだと、シーズン途中での交代も現実的になるかも知れません。
一回目ではメルセデスのジョージ・ラッセルがトップタイム、二番手になった
のも、メルセデスのルイス・ハミルトンでしたが、これはレッドブルの二人が
本気を出してなかっただけのことで、二回目ではマックス・フェルスタッペン
がトップタイム、二番手にカルロス・サインツ、三番手シャルル・ルクレール
ということで、予選の結果を見るような順番になっています。
この後、予選は5月6日(土)の16時から17時(日本時間は日曜日の5時から
6時)に開催されますので、予選の結果が出るのは日曜日の朝になります。