ファーストシーンは大阪？の酒場
ヤクザの男が、刺青の彫り師に因縁を付けている場面から始まります。
そこに届いた一通の手紙、その手紙を観た瞬間、彫り師の老人は恐怖に震えて
この手紙が届いたら、もう生きて外に出ることは無いと言い始めます。
その老人を罵倒するヤクザたち。闇の中で影が動く度に、頭を切り落とされる
ヤクザや手足を切り落とされるヤクザたち。
同じく殺戮の現場にいながら、前回は心臓のある左胸を刺されても心臓が逆側
にあるために命を取り留めたものの、今回は助からないみたいだ...というのが
雰囲気で分かりますが、出血に敏感な人は止めた方が良いです。
孤児の少年が、役小角（えんのおづめ）を名乗る男が率いる秘密組織に拾われ
「雷蔵」という名前を付けられ、幼少期からの厳しい訓練によって殺人の技に
精通する暗殺者として要人暗殺をする小角一族の主要人物に成長したのが主役
の雷蔵【RAIN（ピ）】、そして役小角を演じているのは、ケイン・コスギの
父であるショー・コスギが演じています。
共に集団生活をする中で、恋心を持っていた女忍者キリコが組織からの離脱を
試み、失敗して捕らわれた際、兄弟子の武によって処刑され息絶えるキリコを
目の当たりにして、雷蔵は役小門と武に対する復讐心を持って組織を抜け出し
小角一族を滅ぼすために闇の世界で戦っていました。
そんな忍者同士の争いとは別に、ユーロポールの捜査官ミカは世界の要人暗殺
に関わる組織の存在に気付き、暗殺された元KGB関係者のレポートを精査した
ことにより組織を深く知りすぎたために暗殺の対象になってしまいます。
ミカが一族の忍者に襲撃を受けた際、雷蔵が現れてミカを助け、ユーロポール
に組織を壊滅させるための協力を求め、ミカは上司のライアンに支援を求めて
共に行動しますが、一族と関係があるユーロポールの幹部の指示により、罠に
かけられた雷蔵はライアンに拘束されてしまいます。
頑丈な要塞のようなユーロポールの基地に収容すれば安全だと言うライアンの
言葉を遮り、もう手遅れだと言う雷蔵。その言葉通りに一族忍者たちによって
基地が襲撃され、次々に刃に倒れる捜査官。雷蔵はミカの運転で基地から脱出
して忍者たちを自分に引きつけて捜査官を助けようとします。
傷だらけの雷蔵は、結局、隠れ場所にしていたホテルから連れ出され、役小角
の屋敷に連れ戻され、役小角に処刑されそうになった、その時、時代は動いた
ではなく、ユーロポールの特殊部隊が屋敷を急襲し、クライマックスへ
ということで、ここからの対決シーンは武、役小角との壮絶な戦いです。
ネタバレになるので、詳細は省きますがソードアクション大好きな人には満足
出来るシーンが続きます。（人それぞれなので、満足度まではわかりません）