2022年のレギュレーション変更により、フロントウイングの形状が変わったり
ダウンフォースを得るために1983年以降禁止されていたグランドエフェクトを
再度取り入れた空力コンセプトに変更され、マシンの形状自体がウイング化に
なっていたウイングカーとまでは言いませんが、空力コンセプトの一新により
接近戦が増えて、オーバーテイクが増加してバトルが激しくなることが、予想
されていることでスリリングなレース展開が観られそうです。
また、外見上の大きな違いとして、13インチだったタイヤホイールのサイズが
18インチになって、市販品のタイヤに近い扁平率になることで、F1で培われた
タイヤの技術が市販のタイヤにフィードバックされやすくなることが期待され
一括でタイヤを供給するピレリにとっても実利がある変更になりそうです。
2022年の新車が注目されているのは、やはりメルセデスでありレッドブルだと
思われますが、実車を発表したメルセデスに対して、レッドブルは去年の試作
モデルにレッドブルのカラーリングを施したダミーカーを発表しているだけで
実車は2月23日からのプレシーズンテスト【バルセロナ】までは見せない、と
いう方針のようですから、流出画像でもない限りは実車は分かりません。
アルピーヌも新マシン「A522」は発表していますが、実車については内緒と
いうことになっています。テストも近いのでそんなに隠さなくてもいいのでは
と思いますが、いろいろな駆け引きがあるのでしょう。
ということで、現時点で実際にサーキットを走らせるシェイクダウンを実施済
のチームは、ウイリアムズ、アルファロメオ、マクラーレン、アルファタウリ
アストンマーティン、フェラーリ、メルセデス、ハースです。
ウィリアムズのオンボード映像
メルセデスのテスト走行
メルセデスは、有色人種に対する差別に抗議するという意味でブラックの車体
で出走していましたが、2022年からは従来のシルバーアローの塗装に戻すと
いうことで、画像も公開されていますが、やはりクールでカッコいいですね。
いよいよ、2022年のF1-grand prixが指導するということで、2月23日からの
バルセロナのテストが楽しみになってきています。