時差の関係で、日本時間の早朝に開催されたアメリカGPの決勝ですがPU交換
に伴うグリッド降格ペナルティのために、予選順位とはかなりスタートの位置
が変わりましたが、その内容は前回の予選の記事で書きましたので同じことを
詳細に書くことは止めておきます。
ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンはスタートで先頭に
立つことが出来ず、二番手からスタートしたルイス・ハミルトンを追う展開に
なりましたが、今回は両者が接触するようなアクシデントが起こることはなく
戦略が的中したマックス・フェルスタッペンがトップに立ってからはルイスが
追う展開になり、マックス・フェルスタッペンが優勝しました。
前回までルイス・ハミルトンとの差は6ポイントリードでしたが、アメリカGP
の結果によって二人の差は12ポイントに開きました。
とは言うものの、次戦がメキシコGP、さらにブラジルへと地球を南下した後で
カタール、サウジアラビア、アブダビと残り5レースあります。
ワールドチャンピオンを確定させるには少なくとも25ポイント以上の差が必要
ですから、現状のように1位と2位を分け合う状況が続く限りは、最終戦までに
ワールドチャンピオンが決まることはなさそうな感じです。
予選で9番手、10番手に入ったアルファタウリは、ピエール・ガスリーは中盤
でリアのサスペンションが故障してリタイアしましたが、角田裕毅は最後まで
粘り強く順位を守って、ハンガリーGP以来の入賞をしました。
ルーキーイヤーで元F1ドライバーからいろいろな批判を受けたりしていますが
あのミック・シューマッハ(マシンの性能差はありますが)でも、1ポイント
獲得することが出来ていない現実からすれば、アメリカGPまでに20ポイント
を獲得してドライバーズランキングで14位ならば及第点なんじゃないかな、と
思いますけどね。ホンダのPUがそれだけ評価されているということかな。
コンストラクターズポイントで3位を争うフェラーリとマクラーレンが激しく
順位争いをした結果は、少しだけフェラーリが差をつけた感じの結果になって
こちらもシーズン終了まで確定しそうにないですね。
1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
3.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
5.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
6.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
7.カルロス・サインツ(フェラーリ)
8.ランド・ノリス(マクラーレン)
9.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
10.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
これだけレッドブル・ホンダが躍進しても日本ではほとんど話題にもならない
というのは、どういうことなんでしょう。
日本のメディアはなにを見ているんでしょうね。