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賞金は456億ウォン・イカゲーム [ドラマ(海外・国内)]

NETFLIXで、世界90カ国で1位になっている韓国ドラマ「イカゲーム」
英語では「Squid Game」で、原題も「Ojing-eo Geim」ですから、日本語の
タイトルにも捻りがあるわけではありません。



タイトルだけ聞くと、意味不明なんですが、韓国の子供社会では普通にあった
陣取りゲームでドラマの冒頭で遊び方が説明されています。
この遊びはドラマの中の最終ステージで出てくるので、遊びのルールを知って
おいた方がスムーズに話に入れますから、見ておいた方が良いです。


視聴した感想で「面白い」という意見が多いですが、この面白いという意味は
「楽しい」とか「笑える」ではないと個人的には感じています。
次の展開が待ち遠しいという部分では、確かにドラマの中に没入することには
なりますが観終わった後の「重み」が相当あります。



鮮血が噴き出し、切り刻まれた傷口の描写に嫌悪感、恐怖感を感じるという人
には絶対にお勧めしません、いや、見ない選択をするべきです。

簡単に内容を書くと、いわゆる自己破産レベルの借金を持つ人が、ある小さな
賭け事(メンコは御存じですか?相手のメンコを裏返したら勝ちという勝負を
する遊びで、私が子供の頃には普通にありました)をすることを誘われ、実際
に勝負をした後で、もっと大きなゲームに誘われることから話は始まります。

このゲームの参加者を集めるのが「新感染・ファイナルエクスプレス」の主役
で、優しい笑顔が印象的なコン・ユなんですが、このドラマの中では正体不明
名前も無いミステリアスな存在として登場します。

韓国各地から集められた456人の借金を背負った人たちに、1人当1億ウォンの
賞金が提供されますが、最後の勝者だけに456億ウォンを独り占めする権利が
発生し、敗者は負けた時点で射殺されるという苛烈なゲームです。

途中でゲームを放棄しても射殺されるルールで、参加者全員の中から過半数の
同意があればゲームを止めることが出来ることになっています。

なにかと暴力に訴える男、脱北者の女、優秀な大学を出て一流企業で活躍して
いるはずの主人公の友人も多額の借金があり、1番最初の参加者は余命僅かな
脳腫瘍の老人、そして主人公が最後の参加者です。



現在、放映されているのはシーズン1で、456人の中から1人が生き残るまでが
描かれ、第1話から第9話で完結しますが、ドラマの最後に「どうして、そこで
そんなことをするのかな」という場面があり、シーズン2の伏線になっている
ので、多分、もう今現在シーズン2の撮影が進められていることでしょう。

地上波では絶対に放映できないレベルの残虐描写が多いと思うので、NETFLIX
がオリジナルとして製作した意味があるとも思いますが、寛大な見方をすれば
多重債務者が自らの努力によって、借金返済どころか大きな財産を掴み取れる
チャンスを作ることの出来る話とも言えます。

実際にドラマの中で出てきた電話番号に対して、ゲームに参加させて欲しいと
電話をしてきた人が多数いて、実際にその番号(登録されているか、電話番号
を確認してなかったみたいですね)の電話を持っていた人が製作会社に対して
苦情を申し立てたという話もありました。

最初のゲームは「ムクゲの花が咲きました」というステージで、日本の場合は
鬼役が「だるまさんが転んだ」と唱えている間に、前進して鬼が振り向いた時
に動いたら鬼に手を繋がれて、捕まっていない他の誰かに助けてもらうという
遊びでしたが、韓国では同じような遊びでも唱える言葉が違うわけですね。



今の若い世代にはわからない遊びが出てきますが、昭和40年から45年ぐらい迄
に子供だった人は、懐かしいねぇと思うような遊びが殺人ゲームになっている
というのが、郷愁を誘う(日本と韓国の人以外には全くの初見だろうけど)と
いう部分もあるのかも知れません。

最初から最後まで一気に見た人も多いみたいですが、続々と死体の山が出来る
ことが重くて、2-3話ずつしか見られなかったですね。
NETFLIXが見られる人は、いろんな意味で見てみることをお勧めします。
文中でも書きましたが、血まみれの死体を見るのが嫌な方は止めましょう。


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