F1の2021年の前半戦は、一部当初の予定と変更になった部分はありましたが
ほぼスケジュールに沿った形で進んでいて、現時点ではルイス・ハミルトンが
ドライバーポイントでは1位、メルセデスがコンストラクターズポイントで1位
ということで、順位的には去年と一緒なんですが、今年はレッドブル・ホンダ
が、ドライバーポイントでもコンストラクターズポイントでも逆転可能な位置
に付けているのが去年との大きな違いです。
英国、ハンガリーと2戦連続で、マックス・フェルスタッペンがメルセデスの
ドライバーにぶつけられるというアクシデントがなければ、多分、現時点での
首位はマックス・フェルスタッペンだったと思いますが、残念なことに現実を
見なければいけませんからね、後半戦での巻き返しに期待したいです。
まだ2021年の前半戦が終わった段階ですが、各チームのドライバーの残留の話
は既にかなり動き始めていて、メルセデスのルイス・ハミルトンはもう現時点
で複数年契約をしていて、2022年の残留は確定しています。
それに対してバルテリ・ボッタスは残留の可能性も捨てきれないということに
なっていましたが、ハンガリーの多重衝突によって契約打ち切りが、ほぼ確定
という状況のようですね。
昨年、コロナ感染症で欠場したルイス・ハミルトンの代役としてメルセデスの
ドライバーを務めたジョージ・ラッセルは元々メルセデスの育成ドライバーで
あることから、バルテリ・ボッタスの後を引き継いでメルセデスから出走する
というのが、多くのF1ジャーナリストや元ドライバーの意見です。
バルテリ・ボッタスはジョージ・ラッセルと交代でウイリアムズに移籍すると
いう話とキミ・ライコネンが引退後のアルファロメオに移籍するという二つの
ストーリーが出ていますが、現時点ではまだ微妙な感じですね。
ウイリアムズは資金不足が解消されたため、スポンサーのバックアップがある
ドライバーは必要としなくなったとウイリアムズのCEOが発言しているために
実力はともかく、お金を持ち込むことで契約が成立している現在のドライバー
であるニコラス・ラティフィとの契約は解消されると見られています。
2022年はレースに勝てるまでは無理でもポイントを稼げるドライバーと契約
する意向のようなので、バルテリ・ボッタス以外にも、現在はシュミレーター
やテストドライバーを務めている、2020年のF1ドライバーであるダニール・
クビアトや、ニコ・ヒュルケンベルグ、アレクサンダー・アルボンと条件面の
話し合いをしているようなので、2022年のウイリアムズは、2021年とは全く
違う布陣でレースを戦うことになりそうです。
そんなわけで、ウイリアムズのドライバーは大きく変わりそうです。
逆に、メルセデスはルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルという予想通り
のラインナップで、2022年を迎えることになると思います。