前回のレースでは1周目から競り合いをしていたマックス・フェルスタッペン
とルイス・ハミルトンが接触して、マックス・フェルスタッペンがコース外に
飛ばされて、マックス・フェルスタッペン自身はヘリコプターで救急搬送され
マシンは修理費に2億円が必要と見積もられる大きな事故になりました。
結果として、10秒の軽微なペナルティで済んだルイス・ハミルトンが優勝して
怒りの収まらないレッドブル陣営は審議のやり直しを求めましたが、却下との
判断が下され、ルイス・ハミルトンの優勝が確定しました。
コーナーで内側に切れ込んでくるところでリアタイヤにフロントタイヤが接触
ということで、不可抗力だと言われればそうなんでしょうが、衝突時の衝撃が
51Gだったということで、死も覚悟したかも知れないドライバーの立場的には
そんなに簡単なものじゃないよと言いたい気持ちは理解できます。
とは言うものの裁定は降りましたから、気持ちを切り替えて夏休み前の最終戦
を勝って短いバカンスに入りたいところでしょうね。
フリー走行の一回目が終わり、渦中の人マックス・フェルスタッペンがトップ
タイムを出したことで、心配された前回のクラッシュでのエンジンの破損状況
の確認も出来たものと思います。
シャシーはかなり酷い壊れ方でしたが、エンジンが壊れていなければ年間三基
の規定内でエンジンをローテーション出来るので、ペナルティによるグリッド
降格も避けることが出来るので、現時点の状況では今後の出走上の懸念が一つ
解消されたと見て良い感じですかね。
マックス・フェルスタッペンがトップになり、ピエール・ガスリーが5番手と
好調ぶりを見せ、セルジオ・ペレスも8番手とホンダ勢は三台がトップ10入り
しましたが、また大事なところで角田裕毅はクラッシュをして12番手と少々の
出遅れということになってしまいました。
1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1分17秒555
2.バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1分17秒616
3.ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1分17秒722
4.カルロス・サインツ(フェラーリ) 1分18秒115
5.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) 1分18秒181
6.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) 1分18秒385
7.シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1分18秒391
8.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) 1分18秒466
9.ランド・ノリス(マクラーレン) 1分18秒649
10.ランス・ストロール(アストンマーティン) 1分18秒755