今年のF1は、コビット19の影響によって年初の計画とは違うサーキットでの
レースが多くなったことも関係し、例年よりもアクシデントが多くなっている
ように感じますが、今回は通常のシーズンで使用されているサーキットである
にも関わらず、致命的な事態にならなかったのが幸運だったと思うような事故
が発生してしまいました。

レースがスタートしてすぐの一周目、ロマン・グロージャンがアルファタウリ
のダニール・クビアトの前を横切るように接触して、バリアに突っ込み炎上。



通常ならバリアに激突しても炎上するようなことはありませんが、激突した際
の角度が悪かったのか、マシンの剛性不足なのか、マシンが前後に分断されて
当然、ガソリンタンクも破壊されているので激突と同時に発火し、激しい炎が
上がりましたが、マシンが破壊されたことが運が良かったのか、マシンの中に
閉じ込められたり、激突の衝撃で意識を失うこともなく、マシンから脱出して
ロマン・グロージャンは両手の甲を火傷しただけで済みました。