レッドブル、アルファタウリとのワークス体制で、ホンダがエンジンを供給し
スポンサーとして、メルセデスをEPSONが、レーシングポイントをJCBが支援
していますが、ドライバーは皆無です。
1976年には初めて日本(富士スピードウェイ)で開催されたF1レースにSPOT
参戦の形で長谷見正弘、星野一義、高原敬武の三人が出走しましたが、年間を
通してフルシーズン参戦したのは11年後の1987年に、中嶋悟がロータスから
デビュー(メインドライバーはアイルトン・セナ)したのが日本人初でした。
1989年にフル参戦した鈴木亜久里は1990年に日本人初表彰台になる三位入賞
を鈴鹿サーキットで開催された日本GPで達成しました。
その後も、片山右京や佐藤琢磨、中嶋悟の息子の中島一貴、小林可夢偉などが
フル参戦ドライバーとしてF1デビューをしましたが、経営不振の弱小チームが
多かったためドライバーの実力よりもマシンの戦闘能力不足によって、実力を
発揮しきれないままでのF1からの撤退が続き、2015年から日本人ドライバー
皆無の状態が続いています。
が、レッドブルのジュニアプログラムで育成ドライバーになっている角田裕毅
のF2での2020年ランキングが現時点で3位になっているため、現在のランクを
維持して2020年を終わればスーパーライセンスを獲得できることから、来年
アルファタウリ・ホンダからのデビューが可能になります。
現時点でアルファタウリのダニール・クビアトが昨年のようなパフォーマンス
を発揮できていない(現時点で2ポイント)ため、角田裕毅がライセンス獲得
に成功したら、ダニール・クビアトの契約解除と角田裕毅のF1昇格が決定する
可能性が高くなっています。
もしかしたら、アレクサンダー・アルボンがレッドブル・ホンダから契約解除
になってピエール・ガスリーが昇格する、ということもあるかも知れませんが
それにしてもアルボンがアルファタウリに降格するかも知れないし、アルボン
が降ろされた後に、ニコ・ヒュルケンブルグが加入するかもしれないという話
もあるので、いろいろなパターンはあるかも知れないので確実ではありません
が、昇格の機運が高まっているのは事実です。
来年は6年ぶりに日本人F1ドライバーがデビューするかも知れません。