アラン・パーカー監督が死去

また一人、才能ある監督が他界しました。

日本で50年ぐらい前に公開された「小さな恋のメロディ」の脚本家として映画
に関わるようになり、禁酒法時代のニューヨークの二つのギャング団の抗争を
子役だけで撮影したミュージカル映画「ダウンタウン物語」監督デビューした
アラン・パーカー監督が亡くなりました。



「小さな恋のメロディ」は製作した英国、アメリカなどの英語圏では、あまり
ヒットしなかったものの何故か日本では大ヒットして主演のマーク・レスター
は森永製菓のCMなどで毎日のようにテレビに出ていました。

マーク・レスターはマイケル・ジャクソンの子供の精子提供者として一時話題
になった人物ですが、現在は俳優として活動しているのかわかりません。
代表作は「小さな恋のメロディ」のままのような気がします。

小学生同士の初恋、二人の気持ちを理解しない大人たちに反発した二人は教室
の生徒たちの協力で結婚式を挙げようとしますが、大人たちに妨害されたため
二人だけでトロッコに乗って野原を走り去るという映画でした。

私が高校生の頃に毎月購読していた「ロードショー…集英社＝すでに廃刊済」
では、公開から10年以上も経って細身だった外見が大きく変わっていた、にも
関わらずトレイシー・ハイドが読者アンケートで好きな女優1位でした。
それだけ人気のある映画だったので、アラン・パーカー監督の名前は中学生の
頃からインプットされています。

国同士の関係悪化で麻薬密輸の冤罪で投獄された受刑者が刑務所から脱獄した
実話を元に映画化した「ミッドナイトエクスプレス」で、英国アカデミー賞の
監督賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされています。



ピンクフロイドのライブを映画化したり、「エビータ」ではマドンナを主役に
抜擢したりして音楽関係にも造詣の深い方でしたから「小さな恋のメロディ」
でビージーズを起用したり、ミュージカル映画も作れたのでしょうね。





アラン・パーカー監督のご冥福をお祈りします。

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