精神的というか心情的に身近な人が亡くなり、実際に身近な人が亡くなること
が続いて、さらにコロナウイルス騒ぎということで、海外に出て気分転換する
ということも出来ないし、散歩ぐらいしか出かけることもないという状況では
気分的に滅入ってしまうばかりなので、若い頃の楽しかった時の思い出と遊ぶ
という方向でしばらくは進めて行こうかなと思います。
1977年のF1マシン ルノーRS01
前々回は1976年のヒット曲の話を書きましたので、今回は1977年です。
私が中学三年生だった時なので、ピンクレディーがデビューの頃になります。
オリコンチャートの年間一位になったのは「渚のシンドバッド」ですが他にも
「ウォンテッド」「カルメン77」「S.O.S」がトップ10に入っています。
私は「ミーちゃん派」でした。
この年に日本レコード大賞、日本歌謡大賞（今では権威もなにもありませんが
当時は立派な賞でした）を受賞したのは沢田研二さんの「勝手にしやがれ」で
翌年は沢田研二さんとピンクレディーの年になりました。
山口百恵さんの引退のカウントダウンが始まったのもこの年で「夢先案内人」
や「イミテーションゴールド」「秋桜」が50位以内に入っています。
それまではＣＭソングの帝王だった松崎しげるさんの「愛のメモリー」が年間
18位に入るヒットをして一気にメジャーな歌手になり、私が初めてコンサート
に行ったのは、松崎しげるさんが愛知県勤労会館（今はもう無い）で開催した
クリスマスコンサートでした。（満席でしたね）
これまで割とお嬢様っぽい衣装だったキャンディーズがピンクレディーに対抗
するように短パン？と黒い網タイツで歌ったのが「やさしい悪魔」で、順位は
27位と前年の「春一番」ような大ヒットにはなりませんでしたが、曲を作った
吉田拓郎さんがレコーディングで長い時間一緒にいたかったのであえて難しい
曲を作ったのに簡単に歌ってしまったので早く終わって残念だった、みたいな
発言があってキャンディーズのメンバーの音楽性の高さが証明されたのがこの
作品だったんじゃないでしょうか。
私は「ランちゃん派」でした。
薬物の常習者になってしまった清水健太郎がデビューしたのはこの年で一年の
間に「失恋レストラン」「帰らない」の二曲でスターになりました。
後、印象に残っているのは、今は亡きジョー山中さんが映画にも重要な配役で
出演して、テーマ曲もヒットした「人間の証明のテーマ」とか、兄弟で歌った
狩人がデビューして「あずさ２号」「コスモス街道」がヒットしました。
洋楽で邦楽チャートに入ったのはジグソーの「スカイハイ」（私が最初に洋楽
のシングルを買ったのはこれ）、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」と
オリビア・ニュートン・ジョンの「ジョリーン」「カントリーロード」の４曲
でしたが、オリビア・ニュートン・ジョンはイルカを殺すような残虐な国では
コンサートをしないと言って日本でのコンサートツアーを中止しました。
まだ浅はかだった中学生（自分のことです）は、そんなに日本人が嫌いならば
来なければ良いんだと思っていましたが、大人になって考えると自分の収入を
投げ出してまで抗議をするというのは強い意志がなければ出来ませんからね。
まだ若いオリビア・ニュートン・ジョンは遥かに大人だったようです。
「北の宿から」「津軽海峡冬景色」「おゆき」なんて感じで、演歌の名曲だと
言われている歌が何曲もトップ50に入っていた華やかな年だったのですね。