観て思ったことなどをまとめていこうと思います。
単純に思ったのは1977年から2019年のいろんな意味での時間の流れです。
映画の中では前々作で息子ベン・ソロ(カイロ・レン)に殺されたハン・ソロ
そして現実に亡くなってしまったレイア姫、前作で実態の消えたルークが三人
揃って完結編に登場し、42年の歳月を経て積み重ねた年齢がスクリーンに投影
されたことが一番大きな意味のあることのように感じました。
キャリー・フィッシャーが亡くなった後、早々にレイア姫をCGで蘇らせること
はしないと製作会社のルーカスフィルムが発表したものの、完結編でも重要な
役割があり、そのシーンについては前作の撮影時の未公開映像を使用して場面
を構成することは可能であるという話があったことから、レイア姫が登場する
ことはわかっていましたが、ハン・ソロが暗黒面からカイロ・レンを引き戻し
ベン・ソロとして、レイと共にパルパティーンを倒すという展開になることは
ちょっと予想外でした。(カイロ・レンが味方になるのは予想の範囲内)
簡単に言うと、最後の作品で1977年に最初に公開された作品の主要メンバーの
三人の現在の姿が見られたのが良かったです。
レイが両親を亡くした理由も説明がされ、パルパティーンの孫であったことも
なんとなく想像がついていたので、タイトルの「スカイウォーカーの夜明け」
が名字はないと頑なだったレイがスカイウォーカーを引き継いだことで、成立
したことも映画を観る前に予想していた通りの展開で、違和感なくストーリー
を受け入れることが出来たように思います。
最終決戦での圧倒的な帝国軍の艦隊に対して、銀河系の星から集まった反乱軍
による反撃は第一作の「スター・ウォーズ」で褒章金を持って離脱したはずの
ハン・ソロがミレニアムファルコンで参戦した時の感動という表現はちょっと
違うような気がしますが、カッコいいねぇと思いました。
いろいろと理屈で批判されている部分もあるようですが娯楽映画なんですから
それこそブルース・リーの「考えるな、感じろ」で楽しんだ方が良い映画だと
思いました。個人的には満足できる完結編でした。
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