課せられたダニエル・リカルドが3グリッド降格が決まっていたため、タイム
は10位だったものの13位からのスタートになり、ランド・ノリス以下三台
が一つずつグリッドが繰り上がって決勝スタートになりました。
その他にニコ・ヒュルケンブルグが破損したフロントウィングを交換した際に
予選とは異なる仕様のウィングを装着したためにルール違反になり予選失格と
いうことでピットレーンからのスタートになりました。
そのような決勝スタートになったことから、どうせ降格なんだからということ
でしょうね、ニコ・ヒュルケンブルグはPUを全部交換して出走しました。
レッドブル・ホンダの二台も予選終了後にドライブシャフトを交換しましたが
PUとは直接関係のないパーツなのでペナルティはありません。
前回のアゼルバイジャンではドライブシャフトの故障でピエール・ガスリーが
リタイアしているので、念のためという感じなのか実際に何らかのトラブルが
発生したのかは現時点ではわかりません。
決勝の結果は1位ルイス・ハミルトン、2位バルテリ・ボッタスと5戦連続で
メルセデスが1-2フィニッシュということになり、今シーズンはフェラーリ
が別次元の速さだと言われていたのは合同テストの時だけみたいですね。
3位にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが入りフェラーリ
の二人よりも速いことを証明しました。
予選後の予測が的中したのはマックス・フェルスタッペンだけで、予想よりも
一つ順位を落としてピエール・ガスリーが6位入賞し、ダニール・クビアトは
予想よりも三つ順位を下げて9位入賞、アレクサンダー・アルボンはポイント
圏外の11位でレースを終えました。
去年までのホンダと比べれば大きな前進なんですが、PUの信頼性が向上して
不安が無くなってくるとトップ10に入れば一安心ではなく、表彰台の頂点に
立つことが目標となってしまっているので、ちょっと残念な気持ちです。
とりあえず、次回のモナコはホンダPUが不得意な高速コースではありません
ので、さらなる順位の向上が期待できるというように思っています。