そんなパリのディズニーランドはともかくとして、アメリカにある二つの
ディズニーテーマパークでは、亡くなった人が生前大好きだった想い出の
場所に遺族が遺灰を撒いているという噂が以前からありました。
夢と魔法の王国から一気に現実に引き戻されそうな話で、実際にはそんな
ことはなく都市伝説だとされてきましたが、実際に遺骨を散骨するという
行動をする人が月に一人ぐらいの割合で存在することがパークで働く人の
証言によって伝説ではなく真実だということがわかりました。
テーマパーク内でもっとも遺灰が撒かれているのは、アメリカだけでなく
東京ディズニーランドにもある「ホーンテッドマンション」でお化け屋敷
がコンセプトなだけに、亡くなった人が寂しくないようにという遺族の人
の気遣いもあるのかも知れませんね。
エントランスを入ると、このマンションには現在999人の亡霊達が住み
1000人目の亡霊が仲間入りするのを待ち構えている、それは貴方かも
みたいな説明があるので、それじゃあ私のお母さんが1000人目なのね
みたいな感じで遺灰を撒く人がいて、アトラクションには49年の歴史が
あるらしいので、真剣に探したら相当量の遺灰があるとされています。
遺体を燃やした灰を夢と魔法の王国に撒くなんて、とんでもないと怒る人
が大半だとは思いますが、遺族の人々にとっては亡くなった人がもっとも
愛した場所に散骨することこそが大切な人を葬るには最適だと考えるのも
全く理解できないことではないので難しい問題ですね。
とりあえずはもしも感染症で亡くなっていたとしても高熱で焼かれるので
衛生上の問題は一切ないと見解は出ているみたいですが、元を辿れば人の
遺体ですからね、人々が楽しい気持ちになるために集まる場所に撒くのは
問題であるという話ですから害がないなら良いじゃないと理解しそうな人
も皆無ではないとは思います。
お墓に行ってお参りをするよりも、故人が一番嬉しそうにしていた場所に
散骨をして、命日とか家族の誕生日にディズニーリゾートで過ごすことは
故人にも残された人にとっても、とても幸せなことかも知れません。
日本のディズニーリゾートの中でもアメリカのディズニーワールドの噂を
聞いた人が「イッツアスモールワールド」とか「カリブの海賊」の水路の
水の中にそっと遺灰を撒いたという話もあるので、遺族の心情を考えると
それもまた真実かも知れないなと思ったりします。
1グラムぐらいの遺灰が撒かれていても誰も気づかないでしょうからね。
都市伝説は事実だったディズニーワールド
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