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「男はつらいよ50 おかえり、寅さん」製作発表 [シネマクラブ]

山田洋次監督が構想を明かしていた故・渥美清さんの代表作であり、松竹
の屋台骨を支え続けてきた「男はつらいよ」シリーズの製作発表記者会見
が行われ、渥美清さんを主役として描くわけではなく、吉岡秀隆が演ずる
寅さんの甥の諏訪満男と、後藤久美子が演ずるイズミ・プルーナの元恋人
同士の再会を軸に、過去の映像から寅さんの台詞が使われるという感じの
作品になることが発表されました。

tora_san50.jpg

CGと旧作で渥美清さんが再生されるみたいな話になっていたような記憶
がありますが、無理に寅さんの話を作るのではなく、残された寅さん一家
の現在を描くことで、寅さんの言葉や規定のレールに沿って生きるのでは
なく既成概念を壊しながら、人として大切なことを学んでいく存在として
映画の中で甦るみたいなイメージのようです。


さくらを演じる倍賞千恵子さんも既に77歳、山田洋次監督はそれよりも
更に上の87歳という高齢ですが映画に対する情熱は決して冷めることは
なく寅さんの新作を作ることが出来ることを喜んでいる様子です。



上映されるのは2019年12月27日公開予定なので、まだ一年以上も
先の話にはなりますが、公開を楽しみに待ちたいと思います。

新作を作るに当たって、現実世界の中では亡くなっている寅さん=渥美清
さんの境遇をどう描くかについて、山田洋次監督は映画の中では寅さんの
現況については触れないようにして、遠く離れた場所で死んでしまったと
いう説明はなく、その逆にどこかで必ず生きているのよという台詞もなく
行方知れずのままという含みを残した存在にすることが、くるまやの家族
にとっては大切なことだという見方をされていて、車寅次郎という存在を
本当に大切にされていることが言葉の端々に感じられます。

松竹映画の製作発表記者会見が東宝スタジオで行われたということで時代
が変わっていることを感じるというか、映画会社がそれぞれの資産を共有
することで、合理的に施設を稼働するようにすれば無意味に同規模の施設
を建設して製作費の高騰を招く必要もない訳で、いろいろな意味で映画が
ビジネスになり、システム化が進んでいることを実感しました。



今までの寅さんの台詞には多くの含蓄のある言葉がありましたが、今回の
新作でさらに多くの素敵な台詞が生み出されることを期待しています。


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いっぷく

『男はつらいよ』終盤の満男と泉の青春ラブコメは、寅さんの話とは趣旨が変わってしまいましたが、それでも結構好きだったので、その展開ならいいかもしれませんね。寅さんのCGは49作目でやっているので、またそれだったらたぶん期待はずれのような見方をされてしまうし、どんなストーリーにするのか気になっていました。
by いっぷく (2018-11-03 02:18) 

suzuran

いっぷくさん:
コメントありがとうございます。

次世代(甥っ子)の恋愛と言いつつも、吉岡秀隆もすでに40半ばだったと
いうことを知って、あの「北の国から」の純君も大人になったんだねと
小父さん的な視線で見てしまいました。

両方ともに家庭のある身の上での恋愛とか、下手な監督だったら泥沼か
グダグダの非現実的ファンタジーになりそうですが、そこは山田洋次
監督ですから、寅さんの回想も入れつつ納得性のある映画にまとめて
車寅次郎の物語を見せてくれるものと期待しています。

by suzuran (2018-11-04 00:27) 

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