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セクシーダンスで死者を慰める台湾の慣習 [海外の話題]

日本において、ここ10年位で顕著になったこととして葬式の簡素化が進展して
大規模な葬式(中曽根元総理が死去した際には、数億円の税金を投じて葬儀を
行い、自民党の税金の無駄遣いが批判されましたが、今の世間水準から考えて
国民軽視も甚だしい葬儀だったと思います)は、ほぼ無くなりました。


あえて秋川雅史さん以外の歌手の方の動画を貼ってみました。

「千の風になって」が流行して、大きな葬式をして、多額のお金を払ってお墓
を作ることに意味があるのか?と自問する人が増えたこともあると思いますし
読経をする僧侶に戒名を付けてもらって50万円など、その金額の妥当性に疑問
を持つ人も当然いるわけで、亡くなった人を送るためだけに、総額で150万円
から200万円で勧められるパッケージを当たり前だ、とすり込まれていた人達
が冷静になって見積もりを精査するようになったことが大きいでしょうね。


さらにコロナ禍で人が集まることは冠婚葬祭であっても自粛するという日本人
の律義さによって、葬式自体がごく身内で済ませる形態に変化したことにより
日本においては、一般人の葬送儀礼は、ほぼ家族内で完結するのが常識として
認識されるようになりました。

それに対して、台湾においては葬式や結婚式に女性ダンサーを呼んで、半裸姿
で踊りを踊った後、ポールダンスとストリップで締めくくるという慣習が一部
の地域で残っていて、お呼びがかかったダンサーは8,000円程の日当をもらい
ステージ上で踊った後には集まった親族や知人、友人にお尻を触らせてチップ
を受け取ったり、ブラジャーのカップの中にお金を挿しこませてお金を稼ぐと
いうことが先祖代々から引き継がれているのですね。



地方の祭りや結婚式の慶事だけでなく、葬儀の場でもダンスショーは開催され
コロナ禍の現在はともかくとして、普通な日常の時には荷台をステージに改良
したトラックで、小さな町や田舎の村々を地方巡業するという、なかなか過酷
なツアーを行なっているようですが、それだけ需要があるのでしょう。

お寺の坊主はダンサーが出演することによって人が集まり、神や精霊の祝福を
受けられるので有意義なことだと話していますし、このような慣習は性と宗教
の境目があいまいな台湾ならではの文化であると、多くの人が考えているため
台湾人の中では葬式の場でポールダンスやストリップが行なわれることに異議
を唱える人は少数派みたいですね。

性なくして生はありません、また死することによって生が芽生えることもまた
真理ですから、現世で新たな生を受けるために彷徨っている霊を慰めるために
性的な装いをしてセクシーなダンスを踊ることは理に叶っています。

taiwan_funeral_duncers-1.jpg

但し、日本と同じくコロナ禍を経た後の現状は分かりませんが、日本のように
三密なんて言葉は海外ではありませんからね、極端なことはしていないのでは
ないかと思いますよ。日本の隔離は他国にはない特殊な例ですからね。

taiwan_funeral_duncers-2.jpg

台湾の場合はダンサーによる踊りで霊を慰めるのに対して、中国の場合は時に
は死者の花嫁となる女性を拉致してきて、すでに死んでいる人と一緒にお墓の
中に生き埋めにしたりする場合もある、と聞きますが、そこまでしたら完全に
犯罪になってしまうので、誰もがやってることではありません。

日本でも芸能関係者や政治家の中には葬式は盛大にお祭り騒ぎにして欲しいと
遺言を残される人もいますから、日本人の感性の中でも葬式は祀りごとであり
祭りごとであるという考え方の人はいるようです。
そんなに目立ちければヌードダンサーを呼べばいいんじゃないのかな?


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