約一か月のサマーバケーションが終わり、F1の後半戦が始まります。
後半戦の初戦になるベルギーGPは天候が変わりやすく、自然条件を予測
するのが難しいサーキットとして有名なスパ・フランコルシャンで行われ
パワーで負けているトロロッソ・ホンダにとっては雨が降った方が有利に
戦えるかも知れないですね。
サマーバケーション中にはフォース・インディアが破産し、ウィリアムズ
から参戦中のランス・ストロールの父親が中心となる新たな経営グループ
の傘下に入ることが発表された他、フェルナンド・アロンソが引退を発表
レッドブルに残留か確実と見られていたダニエル・リカルドが、ルノーへ
移籍することが発表され、レッドブルグループに所属していながらルノー
とレンタル契約していたカルロス・サインツは、マクラーレンへの移籍が
決まり、という感じで2019年のチーム編成がかなり固まってきている
状況にあります。
レッドブルからダニエル・リカルドが抜けて、欠員が出ていましたが噂に
名前が出ていたトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがF1フル参戦
初年度の好成績(事故に巻き込まれてのリタイヤはあるもののバーレーン
で4位、モナコで6位など)を評価されて、レッドブルへの加入が正式に
発表され、マックス・フェルスタッペンとのコンビになります。
今年の途中で解任の話も出ていたブレンドン・ハートレーはレッドブルの
育成ドライバーがいないため残留の可能性が高くなりましたね。
まだ一人欠員の状態なのでホンダの育成ドライバーがスーパーライセンス
を取得できればF1への参戦が出来そうですが、残念なことにヨーロッパ
のF2では上位入賞は出来ていないためそれも出来そうにありません。
マクラーレンからの解雇が濃厚な、ストフェル・バンドーンという名前も
出てはいますがマクラーレン・ホンダ時代にアロンソと一緒になって自分
の技量を棚に上げてホンダエンジンを批判していましたからね、ホンダの
エンジニアは一緒に仕事したくはないんじゃないのかな?
それはともかくとして、抜擢されたピエール・ガスリーは、連絡を受けて
喜びのあまりプールに飛び込んだらしいですからね。
その元気をまずはトロロッソ・ホンダの後半戦に注ぎ込んで、ベルギーは
コースの条件的に難しいかも知れませんが、シンガポールでは上位入賞を
果たしてトップチームへの手土産にしてもらいたいと思います。