ピンクフロイド、キングクリムゾン、EL&Pなどプログレッシブロック
というカテゴリーに入っていたグループの大半が、活動停止、解散をして
メンバーの逝去によって再結成もあり得ないという状況の中で、ほぼ唯一
の現役グループであるイエスが結成50周年ツアーを実施しています。
ベースを担当していた結成時からのメンバーであるクリス・スクワイアが
2015年に白血病のために亡くなったため、オリジナルメンバーは不在
ですが、準オリジナルメンバーという感じのスティーブ・ハウ、アラン・
ホワイト、ジェフ・ダウンズの三人と、ビリー・シャーウッド、ジョン・
デイヴィソンの五人に旧メンバーのトレヴァー・ホーンがロンドン公演と
パリ公演にゲスト参加という編成でヨーロッパをツアー中です。
24日、25日にロンドンで行われる公演では、イエスファンによる集会
と2010年に出されたアルバムのリミックス版が発売された記念として
ファンによるパーティーも企画されているようです。
6月、7月に予定されているアメリカツアーでは、オリジナルメンバーの
トニー・ケイの参加も決まっていて、音楽グループとしてそんなには存在
しない50周年が実感できるコンサートになりそうですね。
生演奏で聴けるのは、このツアーが最後と言われている「海洋地形学の物語」
エイジアでも活動していたスティーヴ・ハウは1947年生まれ。
今年の4月8日には71歳になりますが、まだまだステージでフルライブ
をこなせる体力があるのが凄いと思います。
若い頃はロングヘアーで結構エッジの効いた風貌でしたが、最近はかなり
おじいちゃんになったというか、マッド・サイエンティスト的な容貌へと
進化?しているのが素敵です。(個人的には良いと思います)
同じくエイジアで活動していたというか、ジェフ・ダウンズは現在も両方
を掛け持ちのはず(エイジアはジョン・ウェットンの死去のため活動停止
状態になっているため現実的にはイエスのみに参加)ですが、コンサート
などで動いている割には若いころの面影は感じられなくなっていますね。
年齢を重ねると人は太ったり、痩せたりするものですね。