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地球最後の日(2029年4月13日) [地球環境・自然・宇宙]

毎年のように今年は地球が災厄に降りかかる年だとか、史上最大の地震が
起きるとかネガティブな人が聞いたら毎日が不安で、何も起こらなくても
寿命が縮みそうな話が占いの結果とか、よくわからないデータ解析の結果
としてネットの話題の一つとして流れていることがあります。

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昨年ぐらいから与太話のことをフェイクニュースと呼んでいますが、仮説
に基づいたニュースであっても、その仮説の前提が非科学的な場合には、
フェイクではないにしても真実でもないわけで、さらにその結果が一年後
とか三年後、さらには十年以上後にわかるというようなニュースは事実上
真実だとは言い辛いものがありますが、世の中には必要以上に秘密の話を
公開したがる人がいる反面、内密にしたり、時には隠蔽したりする場合も
あるので、簡単に考えれば情報は当てにならないということになりますが
それでも生きるか死ぬかというような話は出来れば知っておきたいという
思いはありますからね、情報を受け取ることは複雑なものです。


NASA(アメリカ国立航空宇宙局)が実施している小惑星の衝突回避を
目的とした電波望遠鏡の運用を予算の削減のために中止しようという話が
出たことがありましたが、アメリカ議会内では衝突による被害を回復する
費用を考えたら電波望遠鏡を維持する経費など安いものではないかという
意見も出て、最終的な結論は出なかったように思うので、現時点ではまだ
監視は続いているはずです。(昨年も小惑星通過の報告がありました)

宇宙に関する専門家の見方では数十万年に一度程度の確率で地球に迫って
くる直径1キロ程度の小惑星を監視する必要はほとんどなく、6500万年前
に恐竜が絶滅した原因とされているユカタン半島に落下したようなレベル
(直径10キロ以上)の小惑星が地球に衝突する危機は、現時点ではないと
断言されてはいますが、地球の周りを周回している小惑星の数は6000個程
その中で直径150キロを超える大型のものでさえ500から1000個あると推定
されていますから危険性がないわけではありません。

映画の「ディープインパクト」とか「アルマゲドン」みたいなことが絶対
に無いとも言い切れないのが現実だと考える必要はあると思います。





10年ほど前には小惑星監視センターが発見していた小惑星が地球と月の
間の距離の2割という近距離(静止衛星の高度の二倍)を通過したという
事実が通過後に公表されました。

世界各国がパニックになることを回避するために、あえて危険性について
発表をしなかったのか、被害のないことが想定されていたので発表をする
必要性を検討しなかったのかはわかりませんが小惑星の大きさはシベリア
奥地の上空で大爆発を起こした、有名なツングースカ事件の小惑星または
彗星と同規模のものだということで地上部に落ちたら周囲2000平方キロが
壊滅的な被害を受けるとされるエネルギーを持っていたものです。

2000平方キロということは、40キロ×50キロの範囲ですから核ミサイルの
比ではなく、都市が幾つか全滅する規模ということになります。

また衝突によって地球が振動することで地震が誘発されたり大きな津波が
沿岸から内陸部にまで到達したら、直接被害を受けたエリアだけではなく
太平洋や大西洋を挟んだ対岸にまで被害が及ぶ危険性が高いです。

一部の科学者の予測では、アポフィスという直径250メートルの小惑星が
2029年4月13日に地球に衝突するということになっています。
NASAの測定によれば、その確率は45000分の1ということになっていて
宝くじに当たる確率よりは高確率になっています。

個人的には11年後のその頃には会社を定年退職して二年後、本当に年金が
支給されるのかわからない極貧生活かも知れないので、この世が終わった
としても特になんてこったとは思わないかもしれませんが、現在で小学生
とか中学生の少年少女はあまりにも儚い人生になってしまうので、衝突は
避けてもらいたいものです。

でも、こういう確率の分母ってなんなんでしようね?
全人類の中で被災者になる確率なのか、地球全体の地面を45000の区画に
分割した上で衝突する確率なのか、理解に苦しむ確率です。

45000人の中で1人という計算だとしたら、現在私が住んでいる地方都市の
人口で考えたら6人に1人が被災者になるということなので、かなり高い
危険性になりますし、地球を45000区画に分けたらかなり広大なエリアが
危険なわけですから小惑星の爆発力の大きさが尋常ではありません。

ただ、確率というものは最終的には当たれば100%で、外れれば0%になる
ものですからね、確率が高いから危険で、低いから安全だというものでも
ないような気がしますが、そんなことを言い出したら何事に対しても危険
を感じて夜も寝られなくなりそうですよね。

何もしないまま地球最後の日を迎えるよりは、やはり出来る限りのことを
して前向きに危機に立ち向かうというのが正しい姿だ、と私は思いますが
後11年でアルマゲドンのような宇宙船を開発できるのかが疑問ですが、
地球最後の日にならないことを望みます。


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クッキー

たぶんその頃は年金支給(お上から頂くような言葉は変えて欲しい)は
100歳から受け取りかもしれませんね <`ヘ´>
by クッキー (2018-03-29 15:26) 

suzuran

クッキーさん:
コメントありがとうございます。

そうなんですよね、メディアの報道では年金支給とか
受給年齢とか、いかにも日本国の政治家と官僚の施し
みたいな表現をされていますが、大半の人は積み立て
という考えがあるからこそ安くもない年金を払っている
わけであって、現在の高齢者を支えているとか、そんな
意味合いのみだったら年金を払うよりも個人年金とか
貯金に振り向けて公的年金なんか払いませんよという話
で落ち着くのが普通の考えだと思います。

国からの支給ではなく、積み立てた者の権利として
年金はきっちりと返してもらうのが本来の筋ですね。
by suzuran (2018-03-30 00:59) 

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