玩具販売ではアメリカ最大の企業である「トイザらス」が経営破たんして
アメリカ国内にある約800店舗の閉鎖が発表されました。

創業してから70年以上、アメリカの小売業界でトップ10の常連だった
大企業が新興企業のウォルマートやターゲットなどリアル店舗を持つ企業
との競合によって企業体力を奪われ疲弊した上に、通販事業で世界制覇を
果たしたアマゾンとの競合でとどめを刺された感じですね。



アメリカのトイザらスで仕事をしている人は、約3万3千人ということで
昨年9月に連邦破産法11条(日本の民事再生法と同様の内容)の適用を
受けた段階で事実上の倒産状態だったわけですが、連邦破産法で示された
スポンサー企業の応募がなかったことから経営再建を断念し、既存店舗の
閉鎖、または他企業への売却という結論になりました。