現在のメーカーがフェラーリ(株主はフィアット)、メルセデス、ルノー
ホンダと世界規模のメジャー企業ばかりであり、中小のメーカーが参入を
するには敷居が高すぎるというのは確かにそうだと思われますが、資金力
もまた一つのパワーであるという見方をするならば、高額の開発費を投入
して開発する既存メーカーと安価な開発費で同等の規格を満たせるならば
長年F1にコミットしてきた意味はないと考えるメーカーがいても不思議
ではなく、実際にフェラーリは全てのメーカーのエンジンが同様の規格で
統一されるような規格化には反対を表明し、反対が受け入れられない場合
はF1からの撤退も選択肢の一つであることを発表しました。
製造コストを下げることには反対はしないものの、細部について規格化が
進められたらフェラーリ、メルセデスなどの各メーカーが独自に開発した
社外秘の工夫が使えませんからね、そりゃメーカーとしては参加の意味が
なくなってしまいますから、反対するのは当然でしょう。
ホンダはまだ正式に態度を表明していませんが、V6・3000リッター
とか2500リッターを想定しているみたいなので、また1600ccの
ハイブりッドでは永遠に勝ち目がないままになってしまいます。
音を大きくするというのはフォーミュラEに対抗するのかも知れませんが
暴走族の集会じゃないので、必要以上に大きな音を聞くよりも、より速く
より激しいバトルを見せてもらいたいものです。
F1エンジン規定の変更案
- モータースポーツ