最後のクリスマスカード [健康・医療]
9歳の男の子が神経芽細胞腫という病気のステージ4と診断され、来年の
クリスマスまで生きることが難しい状態になっています。
神経芽細胞腫という病気は、子供が罹る代表的な癌で、神経を作る細胞の
若いものが悪性化して塊になる悪性固形腫瘍の1つになっています。
子供の癌の中では血液の癌と言われる白血病と並んで患者が多く、悪性の
固形腫瘍では脳腫瘍に次いで二番目に多い症例が報告されています。
最初に出来るのは腎臓の上にある副腎髄質と呼ばれるところで、その後は
腫瘍が大きくなるにつれてお腹が張るようになり、異状に気付いて受診を
すると診断結果が出ます。
症状が進むと全身に症状が出て、転移が始まるので転移する前に進行度を
含めた診断を出してもらい治療をする必要があります。
ステージ4になると外科手術によって腫瘍を完全に取り除くことは困難に
なりリンパ節、骨、骨髄、肝臓、皮膚、臓器への転移や浸潤が進んでいる
ため、死期を待つだけということになるようですが、ジェイコブ君の場合
も最初の診断は5歳の時で、治療を進めてはきましたが、現在は脳にまで
転移が広がっているために治療は不可能だということです。
この病気の5年生存率は50%であることから今年は早めにクリスマスを
祝うことにした上で、ジェイコブ君がクリスマスカードを欲しがっている
ということで、人生で最後のクリスマスになるジェイコブくんにより多く
のカードを送って欲しいということです。
世界中の人達からクリスマスカードを送って欲しいとCNNの取材で告知
したことで100通を超えるカードが南極やオランダ、オーストラリア等
の送られてきたようですが、来年のクリスマスにはもうこの世にはいない
という病状のようなので、もしも宜しければポートランドのジェイコブ君
宛にクリスマスカードを送ってあげて下さい。
ちなみに、ジェイコブ君はペンギンが大好きなんだそうです。
カードの送り先は以下の通りです。
Jacob Thompson
c/o Maine Medical Center
22 Bramhall Street
Portland, ME 04102 USA
より多くの人からカードが届き、クリスマスの奇跡が起きると良いですね
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