後に参加したジョン・ウェットンはエイジアの結成時メンバーとして参加
かなりの気分屋さんのようで、本人が脱退したり内部で揉め事があったり
して結成メンバーの一人であるスティーブ・ハウが一度脱退して出戻って
再び脱退するなど、才能もあるかも知れませんがバンドの中心人物として
まとめるには向いてなさそうな感じではあります。
在籍していたメンバーが結成に関わったグループがそれぞれに大きな成功
をしたグループって意外に少ないように感じてますので、そんな意味合い
で考えてもキング・クリムゾンは凄いバンドだったということでしょう。
同じプログレロックのイエスからボーカルのジョン・アンダーソンが参加
してレコーディングをしたり、ドラマーのビル・ブルーフォードを正式な
メンバーとして迎えたりしているのもバンドの幅が広がって良い意味での
コラボレーションが成功しているような感じがします。
哲学的というか、幻想的で宇宙空間を漂うような曲調に難解な歌詞が付き
テクニックに自信のあるプロミュージシャンが集まっていたことによって
日本では趣味の音楽みたいな扱いを受けていたのがプログレなのでしたが
私は逆に意味不明なタイトルに惹かれるものがあり、ピンクフロイドとか
イエス、キングクリムゾンを聴き、プログレとはちょっと違っていますが
耽美的とも表現されていたロキシーミュージックも好きでした。
前衛的とも言われていたプログレバンドのメンバーが集まって結成された
エイジアの音楽がジャーニーと似ていたことでプログレ系ファン以外の人
も巻き込んで成功しましたが、ジャーニーも初期にはインストメンタルの
曲が多かったために、一種のプログレ系に分類されていたこともあるので
私は違和感なく入り込めたと思います。
そう言えば来年にはジャーニーとエイジアが一緒にアメリカツアーをする
という告知がありましたが、本人たちも共通項があることを認めていると
いうことなのかなというような見方をしています。
キング・クリムゾンから派生している音楽はいろいろな方面に影響を与え
ロック音楽の中に根付いているんだなと思っています。
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