芸人の仲間擁護の気味悪さ

子供の頃は漫才とかコントの番組を見ていましたが、今はほとんどその手
の番組を見ることはないので、いわゆるお笑い芸人と呼ばれている芸能人
はほとんど知らないのが実際のところですが、逆にテレビ画面の中の虚像
を知らないので、先入観に捕らわれることなく芸人と呼ばれている人々を
冷静に見ることが出来ると思っています。



芸人たちに昔の漫才師のような本当の芸を求めることは無理なのは現在の
お笑い番組と呼ばれている内容を見れば当然のことで先輩が後輩に対して
無理難題を押し付け、アイドルと呼ばれている女性芸能人にセクハラ行為
と大差ないことをさせて仲間内で喜んでいるだけの低レベルで愚劣な番組
を何の疑問も持たずに垂れ流しているだけのことですから、その出演者が
増長して天狗になるのも想定の範囲内です。

がその勘違いが身内だけにとどまらなくなると山本圭壱のように、女性を
性欲のはけ口としか見ないような性犯罪者や今回当て逃げ事故を起こした
お笑いコンビの井上裕介のようなことになると見ています。

タクシーを追い越した時に左側から被せるような運転をして、タクシーに
衝突したものの相手が何も言わなかったからと走り去れば一般社会の人は
当然、当て逃げと認識し、相手の人が怪我をすれば過失傷害が成立すると
理解していますが、それが理解できないようなのが笑い飯という、お笑い
コンビの哲夫という芸人なわけです。

車線変更時に衝突したことを井上裕介は気付いていなかったが、助手席に
同乗していた芸人仲間は気付いていて、運転していた井上に対して助言を
したけれど後輩だったから強くは言えなかった、故に当て逃げになったと
いうような説明をラジオ番組でしたようです。

芸人という仕事の人達は仲間を擁護することが大好きな人達で、暴力団員
と関係があった島田紳助を芸能界に復帰させようとしたり、有名人という
立場を利用して未成年者を強姦した山本圭壱を復帰させようとしたりする
反社会的な行動を美談だと思っている人たちなので、運転していた井上も
強く制止しなかった芸人（武智という人らしいけど全然知らない）も両方
とも悪くないと哲夫という芸人は言いたかったようです。

が、ぶつけられたタクシー運転手がその場で何も言わずに、後から怪我を
したとして警察に届け出たことに対して「極悪」だと非難した上に、お金
をもらおうとしていると勝手に話を作ってラジオ番組で放言しているわけ
で、お笑い芸人というのはどこまでも仲間が第一で、被害者は「極悪」な
存在にしたいようです。

車をぶつけられても相手が全く謝罪することもなく走っていた場合、今の
ご時世では反社会勢力の人間とか、その場で抗議をしたがために殺された
なんていう事件もありますから、とりあえずは相手のナンバーを控えた上
で後日に警察に届ける方が自分自身は安全だと考えるのが普通でしょう。

ぶつけられたその場で抗議しないから、被害者は「極悪」だと決めつける
その考え自体が融通の利かないバカ一本道だということにすら気付かない
そんな知的レベルの人間が、自分の名前を冠した番組を持っていることに
驚きましたが、人それぞれなのでそれはどうでも良いこととして芸人仲間
は悪くない、被害者が悪いというロジックでしか話をできないような人に
一人で喋らせることは考え直した方が良いんじゃないのかな。

共に走っている車が接触するなんてことは日常的なことなので、その事を
批判する気はありませんが、当たった場合は音もしますからそれにさえも
気付かない注意力、集中力の欠如（飲酒も疑われて当然です）は問題だと
思いますし、相手から訴えられる前に自ら警察に行くなどの行動をすれば
大きな問題にはならなかったんじゃないでしょうか。



少なくとも笑い飯の哲夫は人として最低です。
被害者に対して正式に謝罪することは絶対に必要だと思います。

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