推理小説を原作にした映画化が多かった角川映画が、これまで以上の経費
と海外の俳優を起用してSF映画を作ったのが「復活の日」でした。



細菌兵器を盗み出した飛行機が雪山に墜落し、雪解けとともに細菌兵器が
活動を開始したことによってウィルスが拡散し、世界が亡びようとする時
猜疑心に満ちた軍人のために、世界に核兵器が降り注ぎ、世界はもう一度
亡びたものの南極に残った数百人の人間によって、人類はまた復活の日を
迎えるというストーリーで、二時間半の大作でした。

主題歌をジャニス・イアンが歌い、スリルとサスペンスのシーンもあって
それなりに見どころはありましたが、死亡率の高いウィルスが拡散しても
全世界に降り注いだ核ミサイルによって放射能が地球全体を覆っても南極
まで歩いてたどり着く草刈正雄はちょっとご都合主義じゃないですか?と
正直なところ思った映画でした。