一昨年、鈴鹿サーキットで開催されたF1決勝でフランス人ドライバーの
ジュール・ビアンキ選手が雨で濡れた路面でコントロールを失い、コース
を外れて事故車の撤去処理をしていた重機と衝突して、頭部に重傷を負い
病院に搬送されましたが意識が戻らずに入院する事故が発生しました。



翌年、意識は戻りませんでしたが容態が安定したタイミングでフランスに
移送されて故国で亡くなり、アイルトン・セナ以来、21年ぶりの死者と
いうことになりました。

この事故や過去の事故を分析した結果として、フォーミュラカーの運転席
が露出していることにより、事故発生時に頭部や首に大きな損傷を受ける
ことが死亡事故の原因であることが指摘されたことから、運転席の部分を
防御するための安全装置を設置することが検討され、2017年シーズン
からは正式に保護具を搭載することが義務付けになりそうな感じです。