会社を解雇され、奥さんと子どもに別れを突き付けられ、家も資産も失い
放浪の旅に出て東京から北海道までたどり着き、キャンプ場の藪の中で、
寂しく死んでいくという映画が「星守る犬」という映画でした。



以前にも書きましたが、少し時間が経って映画の内容について考えてみて
それでもやっぱり納得できないことがあるので文章にします。

映画を見た後で、虚無感というか何とも言えない後味の悪さみたいなもの
が心の中に澱のように溜まった感じという表現だとわかってもえるかなと
思いますが、前向きに生きていくパワーをもらったという感覚は皆無で、
人の情けの薄さ、思いやりのない市井の人々、理不尽な解雇を受け入れて
新たな就職先にも巡り合えないお先真っ暗な人生…。