大人が泣ける感動のストーリーという前評判で映画館まで観に行きました
が、感動できる映画ではありませんでした。

映画の宣伝用のキャッチフレーズは「望みつづけるその先に、きっと希望
があると思う」ということですが、映画が進むにつれてドンドン夢も希望
もなくなって暗い気持ちになってしまい、救いのない内容でした。



星守る犬という言葉の意味は、どんなに念じても叶わないのに願い続ける
人という意味があると映画の中で説明していましたが、西田敏行さんが犬
と一緒に移動した道中は、決して「希望に向かう旅」ではなくて「破滅に
向かう彷徨」であったわけで、望みつづけるその望みとは一体何だろうと
ずっと映画を見ながら考えていました。