開幕戦のオーストラリアGPをバルセロナ合同テスト時の単独衝突事故の
影響を考慮して休養という形で欠場したフェルナンド・アロンソが第二戦
のマレーシアGP(セパン・インターナショナル・サーキット)から復帰
することをマクラーレン・ホンダチームが発表しました。







ホンダエンジンの調整遅れが解消されないままでのオーストラリアGPは
アロンソの代役のケビン・マグヌッセンがマシンの技術上の問題でレース
本番を欠場、ジェンソン・バトンは完走が11台の厳しいレースを完走は
したものの11位と大きく出遅れているため、アロンソが復帰しても劇的
なホンダの復活は期待できないものの、2015年の陣容が初めて整うと
いうことで、精神的な部分での盛り上がりはあると思います。

昨年の好調をそのまま引き継いでいるメルセデス、メルセデスのエンジン
を搭載しているウィリアムズ、昨年と比較しても確実に戦闘力が向上して
メルセデスに追い付きつつあるフェラーリと、エンジン供給を受けている
ザウバーがオーストラリアGPでは見せ場を作っていましたが、第二戦も
その傾向は変わらないような感じで、マクラーレン・ホンダが実践の場所
で注目されるのは今年の後半からぐらいになりそうな気がします。

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野口 義修


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