スペイン・バルセロナのテストでもエンジンの不調が続いて最大パワーを
発揮できないままだったマクラーレン・ホンダですが車の不調だけでなく
フェナンド・アロンソの車が、右サイドをウォールに衝突する事故が発生
して、車から引き出されたアロンソが、ドクターヘリで病院へと運ばれる
騒ぎとなり、終了時間よりも早くマクラーレンはテストを終えました。
マクラーレン・ホンダチームの発表では、車にもアロンソ選手にも重大な
影響はなく、次回のテストまでに車を修理して、より戦闘力を高めて行く
という趣旨の発表をしているので、問題はないと思われます。
但し、事故の目撃者によれば衝突の前にすでにアロンソ選手の意識がなく
コントロールできないままにウォールに近付いて行ったという説が出され
漏電による感電やバッテリーから出た毒を含んだガスを吸って意識不明の
ままでウォールに当たったという噂も出ていて、実際にアロンソ選手の後
を走行していたベッテル選手は、低速で走行していたマクラーレンの車が
突然、ウォールの方向に向きを変えたのを奇妙に感じ、その後でウォール
に数回ぶつかったいたのを見たと目撃談を語っています。
それに対するマクラーレン・ホンダの回答が強い風に流されたという話に
なっているために、事故原因に余計な尾ひれがつくことになっていますが
同じ場所でクラッシュしたトロ・ロッソのカルロス・サインツ・ジュニア
選手は自分自身の事故も激しい風が原因だったと言っていますので、事故
の検証に間違いはないように思います。
心配されるアロンソ選手の容体ですが、脳しんとうということで念のため
入院しただけなので、数日中には退院する見込みだということです。