前作全てが失敗作で、普通なら製作予算が出るはずのない映画監督失格の
お笑い芸人がお金持ちの会社に所属しているおかげで四作目の映画を監督
し、10月5日に公開するようです。



ドラマ・映画をヒット作にするための禁じ手(演出家としての力量が不足
していてもヒットさせられるので、監督としては出来るだけ避けることが
望まれる設定)として動物(被りモノ)・子ども・女性の裸がありますが
この監督は既に被りモノも子どもも使いながら映画がヒットするわけでも
なく、評価もボロボロという作品を作っていますから、今度の映画で女性
を使ってしまったら奥の手は全く無くなってしまいます。

ストーリーの概要は未公開(公開したら見るまでもないという判断が働く
ことが怖いのでしょう。)監督自身は根拠のない自信に溢れているという
前作までと同じ経過を辿って公開予定は10月ということで、それまでに
小刻みにポスターや予告編を出して盛り上げて行くつもりのようですが、
福山雅治の「そして父になる」とか、現在公開中の「風立ちぬ」などなど
正統な映画がロングラン上映になったら、普通の映画を観たい人は女性の
衣装以外に見る内容のない映画など見向きもしないと思います。

吉本興業って、お金のある会社なんですね。

トラウマ映画館
町山 智浩


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