仏国寺の門をくぐると、次に天王門があります。
天王門の中には仏法を守護する四天王が寺院を邪気から守っています。
四天王は、持国天(琵琶を持っている)、増長天(長い剣を持っている)
広目天(龍を握っている)、多聞天(宝塔を捧げている)の四人の守護神
という説明をしてくれましたが、ほとんど覚えていません。
それぞれに足元に邪鬼を踏みつけているという話と、龍は世界を象徴して
いて、その龍を握っているということは世界のすべてを知っているという
意味だという部分は覚えています。
それなりに強い雨が降っていましたが、観光客は続々ときました。
石の階段の下がトンネル状になっていて、新羅時代には吐含山から導水を
した水が流れて、九品蓮池という池があったようです。
この階段は創建当時からあり、階段になっていますが下を水が流れたので
上の段が白雲橋、下の段が青雲橋と名付けられています。
国宝の階段なので上り下りは出来ません。
階段を上れないので、右側にある迂回路を通って上に行きます。
上に上ると大雄殿という建物があります。
大雄殿には本尊が安置され、大雄殿の前にある多宝塔、釈迦塔は国宝です
元々、多宝塔の四方には獅子の像が置かれていたものの、その内の三体が
盗まれたため、今は一体しかありません。
釈迦塔の方は、多宝塔と比べるとシンプルな造りですが、補修工事の際に
内部から多くの宝物が発見され、国宝になっています。
韓国のお寺の屋根は独特の色彩ですが、日本のお寺でも同じような模様が
見られることがあります。仏教上の意味があるのでしょうか。
これは桜ではなく杏の木です。
大雄殿から先に進むと極楽殿があり、全ての人々を救済し極楽浄土に往生
させるとされる阿弥陀如来が安置されています。
極楽殿の裏側に、幸せを運ぶイノシシが隠れています。
これを見つけるのは、ガイドさんがいないと無理ですね。
その後、撫でると願いが叶うとされる金の豚を撫でまくってきました。
多くの参拝客に撫でまくられているので、金の豚さんの模様は薄くなって
いましたね。(金のイノシシだったかも知れません)
山の方を見上げると雲がかかっていましたが、石窟庵があるのはあの頂上
あたりだと説明があり、仏国寺と石窟庵を同時に創建した当時の新羅王朝
の権力はかなりのものだったことが伺えます。
最後に観光写真の定番スポットで、写真を撮りました。
普段は観光客で大賑わいで、人のいない写真はなかなか撮れないという話
でしたが、雨天でさらにランチタイムだったので観光写真が撮れました。
世界遺産エリアの観光はここでおしまい、次は古墳エリアに向かいます。
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