全てのマシンが出揃ったところで、各チームのマシンを簡単に見て行きます。
まず、2月11日にシルバーストーンサーキットで、シェイクダウンを実施して
プロモーション走行を行った、ハースです。
マシンの名称は「VF-24」になっています。
チーム代表がギュンター・シュタイナーから、日本人エンジニアの小松礼雄に
変わり、新生ハースとしてスタートするわけですが、チーム代表が変更しても
チームとして大きく変わることはあっても、マシンの開発レベルが劇的に向上
するほど現実は優しいものではありませんから、2024年にトップ争いに参戦
ということは無いと断言しても良いと思いますが、シーズン後半に向けて順位
が上昇していく可能性までは否定できません。
新代表のマネジメントでどこまで変われるかに注目したいです。
次にチームとしてはザウバーですが、スポンサーの名称からステークF1チーム
キック・ザウバーとして登録されているステークF1チーム
マシンの名称は「C44」この部分に関しては、昨年のアルファロメオの頃から
継続した続き番号になっています。
カラーリングはグリーンで全く去年とはイメージが変わっています。
正式名称は決まりましたが、スイスではギャンブルの広告は禁止されていると
いうことで、オンラインカジノの会社であるステークを名乗る場合、レースが
スイスで放送される毎に放送局に対して罰金がかかることになるようです。
そんなわけで、ステークF1チームという名称で参戦するのは難しそうな感じで
もう一つのスポンサーであるキックF1チームとして参戦するか現時点では未定
ということになっています。
そして、角田裕毅が所属するアルファタウリは、ビザ・キャッシュアップRBに
チーム名が変わると共に、マシンのカラーリングもダークなイメージから洗練
された明るいコントラストになりました。
マシンの名称は「VCRB01」チーム名変更ということから、アルファタウリの
「AT04」とは全く違った名称になっています。
実車のカラーリング発表は2月8日にラスベガスで、シェイクダウンは2月15日
にイモラ・サーキットで実施されました。
ダニエル・リカルドと角田裕毅の関係も良好なようで、マシンも去年の前半の
失敗から後半にかけて盛り返したアップグレードの流れに、レッドブルRB19
のパーツを流用して、より戦闘力を向上させたマシンに仕上がっているという
話が流れているので開幕戦からポイント獲得が期待できそうです。