という展開になって、今年はレッドブル以外に優勝チームはありません。
去年からの通算では12連勝になり、マクラーレン・ホンダがアイルトン・セナ
とアラン・プロストで作った記録を抜きました。
ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンでしたが、メルセデス
が最強だったシーズンとは違って、蹴り出しの時点で、すでにダッシュ力で差
を付けられて終わってみれば、マックス・フェルスタッペンが、ファステスト
ラップを記録する完勝で、二位との差は33秒以上ですから独走です。
二着には好調なマクラーレンのランド・ノリスが入り、三着はスランプからの
完全回復かどうかは、まだわかりませんがセルジオ・ペレスが入りました。
ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンは、結局4着に終わり
マックス・フェルスタッペンとの差は39秒ありますから、ホンダのエンジンに
なにかのトラブルが発生しない限りは、追い付ける差ではありません。
5着はルーキーのオスカー・ピアストリで、アップデートが順調に進んでいる
マクラーレンに参加したオスカー・ピアストリとここ数年で最悪の不出来だと
されているアルファタウリで大苦戦したニック・デ・フリースでは、明らかに
ニック・デ・フリースはハズレくじを引いたと思います。
そのアルファタウリに今回から加わったダニエル・リカルドですが、現時点で
不安定なリアの改善が進んでいないとされているマシンでは、なかなか上位に
進出することは出来ず、ゴールしたのは13着でした。
17番手スタートの角田裕毅は、一発逆転を狙ってソフトタイヤでスタートして
11番手まで順位を上げましたが、摩耗の早いタイヤを早めに交換している間の
クルーの動きが鈍く、作業に手間取っている間に順位を下げてしまい、序盤で
追突事故に巻き込まれて順位を下げていたチームメイトのダニエル・リカルド
にも抜かれて15位でレースを終わりました。ダニエル・リカルドは13着。
前半戦は次戦のベルギーGPが中締めになり、その後一か月のサマーホリデーを
挟んで、8月27日のオランダGPから再開になります。
当初はこの一か月の間に、ニック・デ・フリースの処遇が決まるはずでしたが
ヘルムート・マルコが短気なのか、多くの人が噂話だと思っていた割には驚く
タイミングで解雇されてしまったので、違和感はありました。
ソフトタイヤのパフォーマンスは割と良かったみたいなので、天候とマシンの
仕上がり次第では、ベルギーGPで角田裕毅の入賞が見られるかな?