初めての岩手県・遠野で民話体験 -1

関東の人にとっては新幹線で割と気軽に行けるかも知れないのが東北地方。
体力と忍耐力に自信があれば、在来線を乗り継いでとか、高速バスという手段
もあるかと思いますが、愛知県からだと新幹線利用だとしても料金が高い上に
時間もかかるので飛行機でなければ、なかなかいけません。



そして同じぐらいの距離でも起点から東に向かう航空便は、西に向かうよりも
高いという暗黙のルールがあるので東北は高いんですよ。割高なんです。

例えば、名古屋空港から熊本までは約620キロで航空運賃は、31,500円ですが
名古屋空港から花巻までは、約590キロですが航空運賃は35,000円です。
※フジドリームエアラインの場合（片道で3,500円違います。）

他にも、セントレアから秋田までは約610キロで航空運賃は、37,040円ですが
セントレアから福岡までは、約600キロで航空運賃は33,350円です。
※全日空の場合（片道で3,690円違います。）

覚えておいてもあまり意味が無いかも知れませんが、個人で旅行に行く時には
数千円の差って結構、大きいので、行き先を決める時には余程魅力的な場所で
ない限りは西に向かうようにしています。

ということだったんですが、アメリカのニューヨークタイムズで今年行くべき
旅行先のトップ10に岩手県の盛岡が入ったという話を聞き、そう言えば前から
遠野に行ってみたかったんだよね～ということで、初めて（仙台には地震の前
に行ったことがありますが）岩手県に行ってみようと思い立って行きました。



スタートから想定外の事態に笑うしかないという感じでしたが、三つの目的地
を考えていましたが、その内の二つには行けたので良しとします。

遠野は知っている人は知っている「遠野物語」の地元です。
オシラサマや座敷童、河童の伝説、伝承の残る異郷の地とも言われたところで
柳田国男氏が明治43年に遠野地域に伝わる伝承をまとめて出版しています。

現代文ではないので、文学に造詣の深くない凡人には読みにくいということで
「鬼太郎」の作者の故・水木しげるさんが描いた、漫画版の遠野物語を読んで
遠野には行ってみたいと思っていたのです。

岩手県と言えば平泉・中尊寺でしょうというご意見を会社の何人かの方々から
いただきましたが、後で書く理由によって今回は行けませんでした。
元々、寺社仏閣にはそんなに興味のない人なので金色堂とか言われても、特に
ありがたみもないので、残念無念というのはありませんでした。

もう一つは同行者（今回は息子）が行きたいと言っていた鬼の館。
「鬼滅の刃」で、鬼は古臭い存在ではありませんからね、北上市の市営の施設
ですが、なかなか力の入ったところでした。



ということで、概要についてお話をしたところで次回から本編です。
ブログテーマは「芸能」なんですけどね、もう既に戻ることが出来ない状況に
なっているので、本当に感じたことをつらつら書くブログになっています。