後半戦が始まって休むことなくの三連戦の最終戦がイタリアGPです。
ヨーロッパ域内の移動とは言え、ひと昔前にはF1サーカス言われていたように
マシンから部品、機材、ピットクルーまで各チームが週末の三日間をレースに
費やして、残りの四日間で移動して、ガレージの設営をして、マシンのセット
アップ作業をしてということになるので、ほとんど休みなんてありません。
赤いフェラーリがモンツァでは黄色を着るみたいです
年間23戦(ロシアが脱落したので実質22戦です)の今年でさえ、相当タイト
なスケジュールですが、来年は24戦になるみたいなので、チームクルーの生活
はクルーズ船のクルーのような感じになると思います。
かなりのハードワークですから好きじゃなきゃ出来ないですね。
F1-grand prixの年間レースの中でも最高速サーキットである、モンツァでの
レースはスピード重視のセットアップになるため、ハイパワーエンジンに有利
ということで、今年は地元のフェラーリに挽回のチャンスがありそうだと普通
は思うんですが、各レースのピットクルーのバタバタぶりを見ているとコース
でシャルル・ルクレールとカルロス・サインツがリードをしてもピットインを
した途端に無為な時間を過ごす場面が思い浮かぶので、結局はピットクルーの
仕事が早いレッドブルに有利になるのかなという感じはします。
メルセデスはダウンフォースを効かせない仕様にすればボーパシングの影響は
多少、緩和されるかもしれませんが、そうしたとしても高速のストレートでの
パワー不足があるので、思惑通りの復活はここでは難しいんじゃないのかな。
金曜日のフリー走行で、なんとなくチームの色分けが出来そうです。
レッドブルとポルシェの提携交渉は決裂したようで、クリスチャン・ホーナー
は否定していますが、ホンダが2026年からの大幅なレギュレーション変更に
合わせてにF1に復帰するという話が具体化していくのかなとは思います。
ホンダとしても、2026年以降を視野に入れていないのであれば、2025年まで
レッドブルとアルファタウリに対して、日本で製造したパワーユニットを供給
する意味があるとは思えない(レッドブルパワートレインズが新しいエンジン
を開発するとは言っていますが、現時点で関わっていないのもまた事実です)
ので、2026年からはHRC改めホンダとしてエンジンの供給をするのでは?と
個人的には見ています。4年先の話なので紆余曲折はあるでしょうけどね。