メキシコからブラジル、そして中東のカタールへと毎週数千キロの移動を経て
三連戦の最終地であるカタールでのレースが今週末から始まりました。
新型コロナ感染症の影響で、中国、オーストラリア、シンガポール、日本での
レースが中止になりましたが、代替地での開催がほぼ順調に実施されたことで
年間23戦のスケジュールからは1レース少なくなっていますが、22戦のレース
が開催されることは間違いないと思いますので、去年ほどの混乱はなくゴール
が見えてきた感じです。
レースの運営面ではゴールが見えてきましたが、レースの内容的には現時点で
マックス・フェルスタッペンと、ルイス・ハミルトンのワールドチャンピオン
を目指す戦いにはゴールはなく、最終戦まではどちらも譲ることのない激しい
バトルが続きそうな感じはしますよね。
カタールでのF1開催は初めてになり、来週以降に実施されるアラブ首長国連邦
のアブダビとサウジアラビアでのレースよりも攻めにくいという部分はあると
思いますが、逆に不慣れなサーキットだからこそ、ドライバー全員に優勝機会
があるとも言えます。（実際にはそんなことはないでしょうけどね）
ただ、砂漠のコースなのでアゼルバイジャンでも問題になった「砂」の問題は
ありますからね、路面に砂が浮いている状態だとタイヤのグリップが低下して
メルセデスのマシンでも、ハースのマシンでも同じようにスリップするリスク
はありますからね、大きな事故が発生しないことを望みます。
前回のブラジルGPで実施されたスプリント予選は、今年三回のうちの三回目と
いうことで、今年はスプリント予選はありませんので、ノーマルなフリー走行
予選、決勝ということで、重要なのは予選ですね。
フリー走行の1回目の結果は以下のようになっています。
1．マックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）
2．ピエール・ガスリー（アルファタウリ・ホンダ）
3．バルテリ・ボッタス（メルセデス）
4．ルイス・ハミルトン（メルセデス）
5．角田裕毅（アルファタウリ・ホンダ）
トップはマックス・フェルスタッペン。
ブラジルのルイス・ハミルトンとの競り合いが問題視されていましたが、結果
としては問題なしということで、マックス・フェルスタッペンの二位が確定と
いうニュースも入っています。
2番手にピエール・ガスリー、5番手に角田裕毅が入るなど、ブラジルでは不調
でしたが、今回はホンダのドライバーが健闘しています。
とは言っても、メルセデスはフリー走行では死んだフリをするので…目一杯の
状態でないことは明らかですよね。
6．カルロス・サインツ（フェラーリ）
7．シャルル・ルクレール（フェラーリ）
8．セルジオ・ペレス（レッドブル・ホンダ）
9．エステバン・オコン（アルピーヌ）
10．ランド・ノリス（マクラーレン）
セルジオ・ペレスが今回は出遅れた感がありますが、マシンに問題があっての
ことではなさそうなので、2回目以降で挽回かな。
11．ダニエル・リカルド（マクラーレン）
12．セバスチャン・ベッテル（アストンマーティン）
13．ニコラス・ラティフィ（ウィリアムズ）
14．アントニオ・ジョビナッツィ（アルファロメオ）
15．キミ・ライコネン（アルファロメオ）
16．ジョージ・ラッセル（ウィリアムズ）
17．フェルナンド・アロンソ（アルピーヌ）
18．ミック・シューマッハ（ハース）
19．ランス・ストロール（アストンマーティン）
20．ニキータ・マゼピン（ハース）
ニキータ・マゼピンはコメントを見ていると性格が良いとは言えなさそうでは
あるもののミック・シューマッハと同じく、自分の力ではどうしようもないと
いう環境にあるように思います。気の毒と言えば気の毒な状況ですよね。