ブラジルGPは予選終了後のルイス・ハミルトンのDRS違反とか、メルセデス
のリアウイングに触れたマックス・フェルスタッペンに対してのルール違反の
審議があったりと総合優勝争いがタイトかつ白熱化してきている様子が様々な
要因から感じられるようになってきています。
二番手からスタートしたマックス・フェルスタッペンが、ポールポジションの
バルテリ・ボッタスを簡単に追い抜いてトップに浮上、ブラジルでの勝利への
気迫を見せましたが、10番グリッド(エンジン交換ペナルティで5グリッドの
降格)スタートのルイス・ハミルトンも4周目には、既にセルジオ・ペレスの
後ろに迫る3番手まで順位を上げて、こちらにも闘志を感じました。
レースの三分の一の時点で、セルジオ・ペレスをパスしたルイス・ハミルトン
がマックス・フェルスタッペンを猛追し、ストレートの速さではレッドブルを
遥かに凌ぐ速さで、マックス・フェルスタッペンの若さだけでは太刀打ちする
ことの出来ないメルセデスの底力を感じるレースでした。
レースの約三分の二にあたる59周目にはマックス・フェルスタッペンを抜いて
その後の速さも別格のレベルで、フィニッシュの時点で10秒以上の差をつける
完勝でルイス・ハミルトンが優勝しました。
2着のマックス・フェルスタッペンに続いてバルテリ・ボッタスがゴールして
ブラジルではメルセデスのダブル表彰台の結果に終わりました。
マックス・フェルスタッペンによる、ルイス・ハミルトンに対するブロックが
危険行為だと指摘されるほどの競り合いでしたが、審議の対象にならなかった
ことがメルセデスのトト・ヴォルフには不満だったようですが、残りレース数
も少なくなってきて、ここで引くわけには行かないという思いは、それぞれに
持っているでしょうから、接触寸前までは仕方ないんじゃないのかな。
接触しそうで当たらないのがプロフェッショナルドライバーなわけで、優勝を
目前にしてテンションが上がっている二人には最終戦まで、事故の無いように
最速の走りを見せつつ安全なレースを見せて欲しいです。
残ったレースはアラブ圏に移動しての3レースになりました。
ワールドチャンピオン争いは、最終戦まで決まらない感じかな。