プロ野球のドラフト会議が開催され、高校生・大学生・社会人の野球選手の中
から、各球団が独自の情報網から得た報告を元に将来のスター選手候補が指名
されたわけですが、早い場合は翌々年ぐらいには自由契約、若い選手の場合は
育成契約（育成選手として再契約、プロ野球選手としての身分保障は無いので
年俸は格安）に切替という例もありますので、指名されたからといって誰もが
ギャンブルのような人生を選ぶわけではありません。
一人の若者の人生がくじ引きで決まっていいのか？と、政権与党とズルズルの
某新聞社（名前は伏せます。）がありますが、それじゃあ一般企業の中で入社
を希望する学生を全員採用する会社はあるのか？、一部の会社では入社希望者
に暴言を吐いてり圧迫面接とか、女子学生を相手にホテルで個人面談を求める
採用担当者もいるぐらいですからね、くじ引きで入社の可否が決定するのとは
大差ないように思いますけどね。人生、一種の賭け事みたいなものです。
今年のドラフトで最少の指名だったのは中日ドラゴンズの6位指名までの6人
最多だったのはドラフトで5位までの5人と育成枠で14位までの14人の計19人
を指名したソフトバンクでした。
以前から渋ちんのドラゴンズと言われていますが、今年は全く優勝を争うこと
がなかったのですから補強に力を入れれば良いのにと思いますが、金銭面とか
いろいろな制約があるでしょうから難しいんでしょうね。
報道の仕方によって誤解があると思いますが、プロ野球で戦力外通告を受ける
と、プロの世界は厳しいという表現になっていますが、一般企業でも特に社長
がカリスマなんて言われている会社では若手育成の手間を省き、自ら学ぶ意志
のないものは去れ、なんてことをカッコいいと思っているバカもいますからね
世の中、バカな大人が多くてやってられんよと考える若者もいるでしょうね。
あまり寄り道話をしたくないので、これ以上は書きませんが自分の会社に入社
する若者の人生を引き受ける覚悟が無いのなら、社員の公募採用を止めて自分
と親族、友達だけで会社を運営すれば良いのですよ。
他人の生活なんて知るかと思うような無責任な人間に、信頼と信用があるはず
もなく、自らの会社を他人に任すことも出来ず、人を信用して人の心情を理解
することの出来ない人は社長なんてしたらダメなんですよ。
ここで本題に戻りますが、今年もドラフト会議の前から戦力外通告者が続々と
球団事務所に呼ばれていて各球団で五人程度の引退選手、自由契約選手、育成
契約に転換する選手、そしてトライアウトに参加することを表明している選手
もいて、イバラの道ですよね。
子供の頃は少年ドラゴンズの会員だったのですが、今ではすっかりプロ野球に
魅力を感じなくなってしまったので、戦力外通告の名前を見ても知らない人が
ほとんどになってしまいましたが、あの松坂大輔が引退と聞くと、中日在籍時
に、誰かにいきなり手を引っ張られてシーズンを棒に振ったことを思い出して
愛知県在住者としてなんとなく申し訳ない気持ちになります。
日本ハムの斎藤佑樹も引退ですね。今年ダメならという年が何年も続いて本人
も相当悩んだ（意外に本人は執着もなくサラッとしているという話もあるので
よくわかりませんが）かも知れませんが、個人的には大学に行かずに高校卒で
基礎トレーニングも含めてプロ入りした方が良かったと思います。
20代の人ならともかくとして、30代の後半だと職探しも簡単ではなく、以前は
佐川急便に行く人が多かったと聞いたことがありますが、運送業のドライバー
は働き方が違いますからね、元プロ野球選手の威光で野球部に入れば仕事より
野球ということになると考えているかも知れませんが、そんなに甘くもないと
言われていますからね。大波に向かって船出する心境かも知れませんね。
ロッテの自由契約が1人だけというのは凄いですね。
選手を育成する教育・指導がとてつもなく優秀なのか、ドラフトで指名する際
スカウトの報告が完璧で、チームに定着できるレベルの選手以外は指名しない
という方針が徹底しているのでしょうか。他球団と雲泥の差です。
読売なんて戦力外通告、自由契約が10人ですからね、まさに使い捨てです。
それぞれに良い仕事が見つかると良いですね。