イタリアGPはポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン
以上に良いスタートをしたダニエル・リカルドがレースをリードする形で進み
25周目の、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの事故によって
ダニエル・リカルドとランド・ノリスのマクラーレンコンビが、ワン・ツーで
ゴールをするという結果に終わりました。
マクラーレンに移籍後、全く期待外れだとか、かなり辛辣にチームの幹部から
批判されていたダニエル・リカルドが優勝できて良かったです。
ドライバーを批判したり、共に戦うエンジンサプライヤーやそのスタッフにも
陰口を言うのがマクラーレンの伝統なんでしょうかね。
対外的な印象が悪いので、そういうことは止めるようにすれば良いのに。
三位にはセルジオ・ペレスが入ったもののレース中のペナルティにより、五秒
加算されたため五位に降格になり、最後尾から追い上げたバルテリ・ボッタス
が三位で表彰台へ、四位には、久し振りに上位入賞のシャルル・ルクレールが
入って地元のフェラーリファンは盛り上がりました。
今回、ホンダはマックス・フェルスタッペンが衝突事故でリタイア、角田裕毅
はスタート前にマシンのトラブルでレースに参加することなくリタイヤになり
ピットスタートをしたピエール・ガスリーも、四周目でピットインしたものの
マシンの修復は出来ず、ガレージに入ってリタイアということで三台が完走を
逃すということになってしまいました。
マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの接触事故は、トップ争い
をする二人の意地の張り合いという見方をするべきか、二人の心情までは理解
出来ないのでわかりませんが、アイルトン・セナとアラン・プロストの確執を
イメージしてしまいます。
ルイス・ハミルトンはマックス・フェルスタッペンが楽勝すると言いましたが
結果は両者痛み分けというよりもマックス・フェルスタッペンの方に非がある
と裁定されましたから、次回のレースはルイス・ハミルトンが精神的にも有利
になることは間違いないでしようね。
どうしてもマックス・フェルスタッペンよりで見てしまうので、公平性はない
と思いますが、第一コーナーでアウト側にふくらんだルイス・ハミルトンには
おとがめなしなのに対して、アウト側に押しやられたようにしか見えなかった
マックス・フェルスタッペンは3グリッド降格ってなんだかなぁと思います。
ルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンの車体の下に潜り込む形に
なり、後輪がコックピットに乗り上げるようになって停車しましたから、もし
ルール化されているHaloがなかったら、ルイス・ハミルトンは頭部の大怪我か
首の骨折で亡くなっていたかも知れないような事故で、二人がそれぞれに事故
について相手を批判している状況にあるというのは、決して良いことではない
と思うものの生きていて良かった、無事で良かったというのが一番です。
イタリアGP・決勝結果
1.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
2.ランド・ノリス(マクラーレン)
3.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
5.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
6.カルロス・サインツ(フェラーリ)
7.ランス・ストロール(アストンマーティン)
8.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
9.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
10.エステバン・オコン(アルピーヌ)
11.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
12.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
13.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
14.ロバート・クビサ(アルファロメオ)
15.ミック・シューマッハ(ハース)
DNF.ニキータ・マゼピン(ハース)
DNF.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
DNF.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
DNF.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
DNS.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
今回は全く見せ場の無かったピエール・ガスリーと角田裕樹の二人は、次戦の
ロシアGP【ソチ・オートドローム 9月26日決勝】で、挽回して欲しいです。