もっと順位の入れ替わりのあるサーキットならば意味があるかも知れませんが
今回のモンツァや、市街地コース（アゼルバイジャン、モナコ、シンガポール
など）では、観客は二回レースが観られてちょっと得した気分かな、とは思う
ものの決勝のスタートを決めるという意味ではどうかなと思います。
そうは言ってもアクシデントはあるもので、ルイス・ハミルトンがスタートを
失敗するという珍しいことが起きて、2番手スタートから順位を落としたため
最終的には5位でゴールしました。（バルテリ・ボッタスが、エンジンを交換
したためペナルティで最後尾スタートが確定しているので、グリッドは4番手
スタートになります。）
また6番手からスタートして5番手まで上がったピエール・ガスリーは前を走る
ダニエル・リカルドのリアタイヤにフロントウイングをぶつけてしまい、走行
している時にウイングが外れて車体の下に入りこみ、それに乗り上げたために
フロントタイヤが浮き上がり、コントロール不能になったことで、左側に逸走
してバリアに激突してリタイヤしました。
D・リカルドと接触してから、ずっと左側から火花が出ていましたね。
さらに最後方付近では、角田裕毅のマシンにロバート・クビサが接触して角田
にアホだ、クズだと罵倒されていましたが、特に競り合っているわけでもない
ところで、左側にぶつけて自分が弾き飛ばされるという失態でしたから、悪い
言葉遣いぐらいは出ても仕方ないかなと思います。
スプリント予選の結果は以下の通りです。
1．バルテリ・ボッタス（メルセデス）予選１
2. マックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ） 予選３
3．ダニエル・リカルド（マクラーレン）予選５
4．ランド・ノリス（マクラーレン）予選４
5．ルイス・ハミルトン（メルセデス）予選２
6．シャルル・ルクレール（フェラーリ）予選８
7．カルロス・サインツ（フェラーリ）予選7
8．アントニオ・ジョビナッツィ（アルファロメオ）予選10
9．セルジオ・ペレス（レッドブル・ホンダ）予選9
10．ランス・ストロール（アストンマーティン）予選12
11．フェルナンド・アロンソ（アルピーヌ）予選13
12．セバスチャン・ベッテル（アストンマーティン）予選11
13．エステバン・オコン（アルピーヌ）予選14
14．ニコラス・ラティフィ（ウィリアムズ）予選16
15．ジョージ・ラッセル（ウィリアムズ）予選15
16．角田裕毅（アルファタウリ・ホンダ）予選17
17．ニキータ・マゼピン（ハース）予選20
18．ロバート・クビサ（アルファロメオ）予選19
19．ミック・シューマッハ（ハース）予選18
20. ピエール・ガスリー（アルファタウリ・ホンダ）予選６
スプリント予選で、予選よりも最も多く順位を上げたのは、3つ順位を上げた
ニキータ・マゼピンだったという事実…だからどうだではありませんが。
ピエール・ガスリーはフロントウイングなどの交換をするため、グリッド上の
最後方スタートではなく、ピットスタートになりそうなのでポイントの獲得は
かなり難しそうですが、去年も逆転優勝していますから、表彰台に上がるのは
無理だとしてもトップ10以内にはなんとか入れると良いんですけどね。
バルテリ・ボッタスはスプリント予選自体は1着になりましたが、先に書いた
ようにペナルティで降格するため、決勝のポールポジションは、レッドブルの
マックス・フェルスタッペンになります。
オーバーテイクが難しいサーキットということで、ルイス・ハミルトンは既に
マックス・フェルスタッペンが楽勝だよ、と言っていますがどうかな？