がウイリアムズチームが持参金付きのドライバーは必要としなくなったという
発表をしたことで、シャシー次第(エンジンはメルセデスですから、シャシー
の出来栄え次第ではマクラーレンやアストンマーティンと互角に戦えるだけの
戦闘力を持つことは出来るはずです)では勝てるチームになれるわけです。
勝てないけど資金のあるドライバーではなく、資金力は無くても勝てる実力を
持ったドライバーを検討することになるわけで、来年の力関係を考える部分で
思わずウイリアムズメインの話になってしまいました。
ということで、他のチームについて来年の予測を簡単に書いておきます。
レッドブル・ホンダ(来年はホンダではなく、レッドブルですね)にとっては
マックス・フェルスタッペンは絶対的なNo.1ドライバーですし、複数年契約を
していますから変わりませんね。
セルジオ・ペレスについても、ヘルムート・マルコもクリスチャン・ホーナー
も評価は高く、マックス・フェルスタッペンがリタイヤした時に、ポイントを
稼いだ点も含めて補完されているというような話をしていることから契約延長
になるものと見られています。
アルファタウリのピエール・ガスリーは、今後の二年間で成長状態を見た上で
レッドブルに昇格か、フリー契約(他チームへの移籍)を選択することになる
と明言しているので残留確定、ルーキーの角田裕毅についても、将来性を強く
期待しているとフランツ・トストが評価し、2022年も継続させたいと考えて
いるらしいので二人とも残留だと思います。
ヘルムート・マルコが角田裕毅を指して言った「彼は、頭はヘルメットを被る
ためだけにあるのではなく、考えるためにもあることを理解する必要がある」
という言葉は良いですね、こういうコメントをしたい相手はたくさんいます。
その後に「だが、問題はないだろう。彼にはまだ時間がある」というようにも
言っていますから、角田裕毅の残留は確定的だと思います。
逆に言うと移籍・契約解除がありそうなのは前回で書いたバルテリ・ボッタス
チームの幹部から期待外れだと言われているダニエル・リカルド、引退が想定
されているキミ・ライコネン、存在感が薄すぎるアントニオ・ジョビナッツィ
お金がなければ存在意義の無いニコラス・ラティフィ、そしてメルセデスへの
移籍が確実なジョージ・ラッセルぐらいでしょうか。
後、ハースはチーム自体の存続が怪しそうですが、チーム代表は今年と同一の
ドライバーラインナップで継続すると言っています。
マシン自体が他チームと比べて不利なのは認めますが、ミック・シューマッハ
も当初の期待ほどは速くない感じなので、他チームが契約するだろうという話
が全く出てきていません。キミ・ライコネンが引退するアルファロメオに移籍
するのではないかという話もありますが、アルファロメオ側ではレッドブルで
シュミレータードライバーを務めているアレクサンダー・アルボンとの契約に
前向きな感じなので、ハースの若手は来年もハースみたいです。
夏のショートバカンスが終わると、実はこんな話があったんだみたいなことで
契約の話が出てくるのではないかと思いますが、今のところは嵐の前の静けさ
という感じになっていますね。