F1 第７戦 フランスGP 予選結果

今回はまず簡単にFP3の結果を書きます。
1．マックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ） 1分31秒300
2．バルテリ・ボッタス（メルセデス） 　　　　　　　　1分32秒047
3．カルロス・サインツ（フェラーリ） 　　　　　　　　1分32秒195
4．セルジオ・ペレス（レッドブル・ホンダ） 　　　　　1分32秒238
5．ルイス・ハミルトン（メルセデス） 　　　　　　　　1分32秒266
6．ランド・ノリス（マクラーレン） 　　　　　　　　　1分32秒336
7．フェルナンド・アロンソ（アルピーヌ）　　　　　 　1分32秒624
8．エステバン・オコン（アルピーヌ） 　　　　　　　　1分32秒681
9．ピエール・ガスリー（アルファタウリ・ホンダ） 　　1分32秒707
10．ダニエル・リカルド（マクラーレン） 　　　　　　 1分32秒759



レッドブル・ホンダが、シーズン開始からより速くなっているのか、その逆に
メルセデスがシーズンに入ってから、袋小路に入り込んでしまったのかは不明
ですが、バルテリ・ボッタスは復調気味ですが、ルイス・ハミルトンが今一つ
乗り切れていない感じがします。

さて、ホンダは今回のレースから２基目のパワーユニットを投入しました。
マクラーレン時代には早々にパワーユニットが壊れて、年間で三基までの規程
を遥かに上回るペースでパワーユニットを交換していたためにシーズン半ばを
待つまでもなく規定数を超えて、ペナルティでグリッド降格になっていたのに
比べると雲泥の差ですから、それだけ信頼性が向上しているわけですね。

そんなわけで、年間23戦のレース数（コロナ禍によって、中止になるリスクを
考えると年間21戦程度になりそうです）から換算すると、7戦目から2基目の
パワーユニットを投入する戦略は（角田裕毅だけは第二戦のクラッシュにより
開幕から二戦目にしてパワーユニットが壊れたので、既に２基目ですが、他の
三人は1基目も使用可能な状態です）理想的な配分だと思います。

2基目のパワーユニットの感触はマックス・フェルスタッペンが好感を持って
いるようで、それがFP3で1番手という結果に現れたのかも知れません。

それとギアボックスは6戦までは交換禁止の規定があるため、今回の第7戦から
多くのドライバーがギアボックスも交換していますから、駆動系が刷新された
マシンが過半数以上ということになっています。

で、予選の結果ですが。
Q1で角田裕毅がスピンしてコースアウト、マシンをウォールにぶつけて壊れた
ために再始動もままならずに脱落しました。
タイムも計測できていないので、決勝は最後尾かピットレーンからのスタート
になるので、ポイント圏内に入れるかなり可能性は低くなりました。



ポールポジションは、マックス・フェルスタッペン
1分29秒990のタイムで、唯一の1分29秒台でした。
2番手以下は、ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス、セルジオ・ペレス
と続いてメルセデスとレッドブル・ホンダが一列目と二列目で並ぶパターン。
ストリートコースではないサーキットだとメルセデスは本領発揮という感じ。

ピエール・ガスリーは6番で、カルロス・サインツと三列目スタートです。
アルファタウリ・ホンダは実質的に一台で戦わなければならないので、順位を
上げて行くのも難しいかも知れませんが、まだ表彰台の希望はあります。
1位から3位までをホンダのドライバーが独占するのは至難の業だと思いますが
ピエール・ガスリーも良い結果が出せると良いなと思います。