アブダビGPが終わり、計画よりもレース数が減少した2020年シーズンが終了
ほとんどの人が予想したようにメルセデスがコンストラクターズチャンピオン
になり、ルイス・ハミルトンが7度目のワールドチャンピオンになりました。
想定外だったのは、ルイス・ハミルトンでさえもコビット19に感染したことで
サヒールGPを欠場した後で復帰したアブダビGPでは、症状自体は軽症だった
とされていたにも関わらず、レース後は体調の悪さを訴えていたぐらいなので
普段からトレーニングなど何もしていない一般の人が罹患したら、その影響は
かなりありそうな感じなので、気を付けなければと思いました。
今シーズンを最後にメルセデスのチーム代表のトト・ヴォルフと共にF1の世界
から引退をほのめかしていましたが、退社の意向とされていたトト・ヴォルフ
の三年間の延長が発表されたことから、ルイス・ハミルトンもメルセデスでの
残留はほぼ確定するものと見られていることから、来年もルイス・ハミルトン
とバルテリ・ボッタスがメルセデスのドライバーで確定と思われます。
レッドブルはアブダビGP終了後に、アレクサンダー・アルボンのリザーブ兼
テストドライバーへの転向とセルジオ・ペレスとの一年契約を発表しました。
アレクサンダー・アルボンは一年間、レッドブルの契約ドライバーとして残留
して2022年の実戦復帰を目指すということになります。
ということで、レッドブルはマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス
が2021年のドライバーになり、アストンマーティンとの契約が終了になるため
アストンマーティン・レッドブルというチーム名から、レッドブルレーシング
にチーム名が変わります。
シーズン開幕当初からフェラーリから契約延長なし、という通告を受けていた
セバスチャン・ベッテルはシーズン途中でレーシングポイント＝2021年から
アストンマーティンにチーム名変更との契約を発表し、フェラーリもシーズン
途中でマクラーレンのカルロス・サインツと契約したことを発表し、2021年
シーズンはシャルル・ルクレールとカルロス・サインツの二人がフェラーリの
ドライバーとして参戦することが決まっています。
セバスチャン・ベッテルが移籍したアストンマーティンはセルジオ・ペレスを
放出して、オーナーであるローレンス・ストロールの息子ランス・ストロール
を残留させて、2021年を戦います。
ポイントでセルジオ・ペレスを下回ったにも関わらず、父親の資産で残留した
ランス・ストロールとセバスチャン・ベッテルがチーム内で良好な関係を築く
ことが出来るのかだろう？とか思いますが、セバスチャン・ベッテルにとって
居心地の良い居場所ではなかったフェラーリから移ったことで、精神的に安定
した状態でレースに臨めるような気はします。
ピンクメルセデスと揶揄された2020年と同じく、2020年モデルのメルセデス
のコピーを2021年型のマシンとして出してきそうなので、戦闘力は高いような
気がしますね。今年と同じくフェラーリよりも速いかも知れません。
ルノーは2021年からはアルピーヌにチーム名を変更し、マクラーレンへと転出
した後に、引退を宣言していたフェルナンド・アロンソを迎え入れました。
自分勝手でわがままでピーク年齢を超えたフェルナンド・アロンソをわざわざ
招き入れて、2019年はあまり目立たなかったエステバン・オコンと参戦する
2021年シーズンはフェルナンド・アロンソがいくつかのレースで勝てるという
目論みのようですが、ダウンフォースを効かさないと安定して走れないレベル
のアロンソが勝てるとは思えないので、一年で契約終了なのではというように
見ていますが、実際にどうなるのかはわかりません。
単純にフェルナンド・アロンソが嫌いなんですよ。
ということで、メルセデス、レッドブル、フェラーリ、アストンマーティンと
アルピーヌの5チームについて、来年のドライバーを書きました。
残り5チームの話は次回にて書くようにします。