２０２０年になって早くも三週間が過ぎ、１月も終わろうとしていますが２月
の半ばにはＦ１の２０２０年型の発表予定が計画されています。
レーススケジュールもすでに発表されていますが、実際にレースが開催される
のは３月になってからですからね、それよりも前に新車の発表の方が優先順位
は上だろうということで、新車発表スケジュールの方から話を進めて行くのが
適切だろうと思います。
まず新車発表のベースとなるプレシーズンテストですが、例年と同じく２月の
後半にスペインのカタロニアサーキットで２回の日程が予定されています。
１回目は2月19日～21日、２回目は2月26日～28日で各チームの新車は、当然
このテストの前に発表されますが、テストの当日まで明らかにされない部分も
あるので、ベールに包まれている部分こそがそのチームの最大の改善ポイント
とも言えるかと思いますので、発表時の車の様子を可能な限り詳細にチェック
するのが大切なように思っています。
まず最初に発表されるのはフェラーリの2月11日の予定ですが、去年最高出力
エンジンを搭載して、ストレートでは誰にも負けない速さを見せつけましたが
今年はエンジンの開発のみならず車体の開発も進みが悪いみたいです。
フェラーリの翌日にはルノーが2月12日の新車を発表します。
正式なプレスシートではルノーの正式発表のみの日程ですが、実はレッドブル
も秘密裏に２月１２日を発表予定にしているようです。
２月１３日にはマクラーレン、２月１４日はアルファタウリ（元トロロッソは
レッドブルの衣料ブランドのアルファタウリに改名しました。）がレッドブル
のＲＢ15のパーツを流用した新車を出してきます。
大きなレギュレーションの変更はないので、去年３勝して戦闘力を示している
車での新シーズンでは表彰台に近くなりそうな感じですが、レッドブルで相性
が悪かったと言っていたピエール・ガスリーにとってはＲＢ15に準ずる新車は
相性が良いとは言えないような気もするので、初戦、２戦目ぐらいまでが今年
のアルファタウリの状況を占うのに重要な気がします。
同じく２月１４日にはメルセデスも新車を発表します。
６連覇を達成して、他のチームよりも確実に先を進んでいるだけにメルセデス
が新車の開発に失敗するのはあり得ないと思うので、今年ももっとも世界一に
近い車を送り出してくるのは間違いないでしょう。
他にはハースが２月１９日を発表予定にしていますが、レーシングポイントと
アルファロメオ、ウィリアムズは発表予定は未定です。
各レースでも周回遅れが恒常化して、お荷物状態になっているウィリアムズが
画期的な新車を発表するとは思えませんが、エンジンはワールドチャンピオン
と同じメルセデスなんですからね、勝てないにしても１０位以内の入賞さえも
遠い現状では名門と呼ばれ、ナイジェル・マンセルがアイルトン・セナと優勝
を争ったチームだったことを思うと残念です。
とはいえ、まだ今年は始まっていませんからね。
まずは合同テストが終わるまでは、あまりけなすことはしないようにします。
あと約3週間後がとても楽しみです。